2011-2012 スペインの旅~トレド②サンタ・クルス美術館とエル・グレコ① | ネコな毎日~avec le petit bonheur*

2011-2012 スペインの旅~トレド②サンタ・クルス美術館とエル・グレコ①

2011.12.30

トレド


長くて急な階段をなんとか登り終えました。

高台から望むトレドの城壁外の風景は綺麗だけど、かなりの息切れ・・・。


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まずは、観光の拠点ソコドベール広場(Plaza de Zocodover)へ。といっても迷路のような入り組んだ道と坂道の旧市街。なんだか遠回りしたみたいだけど到着。このときは、市内を循環するこのソコトレン (Zocotren)ていう観光バス?に乗れば良かったんだけど、その時はまだ元気だったから自分の足で市内を回ることに。



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まずは、広場にすぐ横にあるサンタ・クルス美術館(Museo de Santa Cruz へ。


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「グレコ見たけりゃトレドにおいで」と言われるほど、トレドには多くのエル・グレコの作品が残されています。エル・グレコとは本名ではなく、「あのギリシャ人」という意味です。グレコはもともとギリシャ人ですが、トレドをこよなく愛しこの地に住み着いたのです。

カテドラルにもグレコの有名な作品があります。


『聖衣剥奪(The Disrobing of Christ  カテドラルの祭壇画のはずなのに何故かここの普通の額に入ってた・・・。祭壇修理中???

37歳の時に大聖堂からの発注で、新約聖書からキリストが十字架かけられる直前の衣服を剥がれる姿を主題に描いた作品。罪人の脱がされた衣は盗ってもいいということ(私の知識では)で沢山の人が群がっています。左下には手前からマグダラのマリア、聖母、小ヤコブの母の三人のマリアも描かれています。実際の聖書の場面にはこの3人がこのような状況でいたとは書かれていないので、書き直しみじられたというエピソードもある作品です。マタイの福音書(27-56)には、マグダラのマリヤ、ヤコブとヨセフとの母マリヤ、またゼベダイの子たちの母がいたとなっています。


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聖書を勉強した私には、グレコの作品は本当に魅力的でした。まだまだ作品の紹介もしたいのですが、疲れたので続きはまた次回!!