明日雪降るってよ！市川貴章です

ちばる食堂では認知症と診断された高齢の方から

若年性認知症と言われる若くして認知症を発症された方

達が働いてます。

このおばぁちゃんはすげぇ90近いのにすげえシャッキリしてて、この方は認知症と診断は受けていないけど

いくつになっても、自分の力で生きていきたいっていう

でれ熱い人。

一緒のシフトで働く方のことを理解しようと

『なんで忘れちゃうの？』『あの方は何ができる？』と質問攻め。それを踏まえて自分で行動を観察して

『なるほどーできるんだぁ』って理解して、そのできる部分はその方に全振りする。

全振りするもんだから、相手が忙しくしてて手が空いててもそこは自分はやらない『あの方がやるでしょ』って笑

でれつえー！

けど、それがなんだか良くって任せられた方も

『なんで手伝ってくれないの！』じゃなく、ありがとうという言葉が出てきた。すごっ

認知症になり本当にできることとできないことは増える

忘れちゃうけど自分の頭の中ではしっかりと理解してる。つもりなのに、行動に移そうとすると何故かできない。

『なんでだろう。なんでできないんだろう』ってことも理解してるからこそ苦しさがある。

単純に『忘れちゃう』ってことだけじゃ片付かない

だからこそ、できることを知り、そこは任せ、できないことを知り、そこを担う。

それを認知症と診断されてない方だけがやるんじゃなくて

認知症と診断された方、何かしらの障がいをもつ方同士が

『できることを知り』『できないことを知る』状況を作ることが大切。

それすらも出来ないと思ってしまうのはこちらの都合。

だって全てを忘れて、全てができなくなって、全て判断できなくなっているわけではないからっ。

何回押したんだろって思うほど真っ黒になったスタンプが

一笑懸命を物語ってんだよなぁ。

認知症当事者同士ができることを知りできないことを知る状況を作る