先日ちょっとトラブルに遭遇したのでご報告いたします。

 

マレーシアで車を持っている日本人の

8~9割は持っているであろう

スマートタグ 

これの事です。

マレーシア版 ETC車載機の事です。

私の使っているスマートタグは

10年前のポータブルで乾電池式です。

四角い9V電池を1個必要とします。

 

最近同僚の自家用車に乗ったら

スマートタグの車載版

つまり日本のETC車載機と同様に

電源がケーブルで車バッテリーに接続され

乾電池が必要ない

本体がコンソールボックス内に設置されて

アンテナだけがフロントガラスについていて

マレーシアもついに日本のETCに追いついたって

ちょっと感動しちゃいました。

 

しかし私のETCは未だに乾電池式の旧型

電池式のせいかわかりませんが

とにかく誤作動が多く
エラーが出てゲートが開かない

というトラブルに頻繁に遭遇します。

私の体感からすると

1/20位の確率でエラーが出ます。

 

当然エラーが出るのは私だけではないので

高速の料金所でスマートタグのレーンに並んでいると

前の車が頻繁にスタックして

プチ渋滞が発生します。

 

エラーが発生したらバックして

もう一度センサー部を通過するか

 

料金所の右端についている

Touchn’GOの読み取り機に

直接Touch’nGOをかざすと

通れるのですが

 

これがタッチンゴ―の読み取り器

 

マレーシアの多くの方々は

バックが非常に苦手なので

前の車がスタックしたら

素早くレーンを変える方が良いです。

 

前の車がスタックした場合

スマートタグのレーンが複数あれば

素早くレーンを変更するのですが

スマートタグのレーンが1個しかないような場合

タッチンゴーのレーンに移るか

そのまま待つかこれはどちらが早いか

運次第の賭けになります。

 

通常タッチンゴ―のレーンは

スマートタグのレーンより

かなり長い列ができているため。

スタックした車が速やかにタッチンゴ―読み取りにかざすなり

バックしてスマートタグの再読取りに成功すれば

そのままのレーンで待っていた方が良いのですが

かなりのんびりした人がスタックすると

バックするのに2~3分も掛かってしまい

そのまま後ろで待っていると

そうそうに隣のレーンに行けば良かったと

後悔することになることも多い。

 

補足すると

マレーシアの高速料金の支払い方法は3種類あります。

1)Touch’nGO

2)SMART TAG

3)MY RFID

 

それぞれレーンが別になっております。

2種類の支払いに対応するデュアルレーンもままあります。

既に現金での支払いは不可能になっています。

マレーシアで高速に乗る場合は最低でもTouch’nGOが必要となります。

 

そして日本のETCのような自動ゲートを通りたい場合は

SMART TAG とTouch’nGOの両方が必要となります。

ETC車載機とETCカードの関係と同じ

スマートタグにタッチンゴーカードをセットすると

料金はタッチンゴーカードにチャージされた金額から自動で引かれます。

タッチンゴーカードは

日本のSUICAと同じプリペイド方式となります。

 

ちなみにこのタッチンゴーカードなかなか汎用性が高く

コンビニやスーパーの買い物

電車

街中の駐車場料金と

様々な所での自動支払いに使えます。

 

KL在住ならスマートタグは持っていなくても

Touch’nGOカードを持っていない人はかなり少ないと思う。

 

三番目のMY RFID

は車に専用のステッカーを張っておくと

車のナンバープレートとステッカーをカメラが読み取って

登録された

e-touch'nGO という電子マネーから

自動引き落としされるという仕組みらしいです。

 

これがマレーシアでは最新のシステムで

SMART TAGのような

機器購入と言う初期投資が要らない次世代方式として

鳴り物入りで新規導入されたはずなのですが

すでに5・6年以上は経っているはずだが

普及率がなかなか上がらず

いかんせんレーン数が少ない。

 

マレーシアでよくあるパターンだと

7レーン位ある料金所の場合

4つがタッチンゴ―で

2つがスマートタグ

1つがMY RFID

 

こんな感じで 

MY RFIDは1レーンしかない料金所が多い

従ってMY RFIDのユーザーは

レーンの選択肢が無い場合が多いので

前の車が何かのトラブルでスタックすると

MY RFIDしか持っていない人は

隣のレーンに逃げる事が出来ないので

スタックしているレーンに延々と並び続けるしかなくなる。

 

最終的に何度かそんな経験をすると

一回MY RFIDを導入した人も

スマートタグに戻ってきたりしている。

 

この辺はマレーシアにしては

対応が遅く、駄策だったと思う。

通常のマレーシアならこんな場合、

日本よりドライに

ユーザーの利便性なんて無視して

結構あっさり古いシステムを切り捨てるのに

なぜか高速料金のシステムだけはなかなか

切り替えられずにいる。

 

だいぶ前置きが長くなったがここからが本題
その②へ続く。