翌日衝撃のメール着信!!

         
                 

11時29分着信 

あんだけ11時って念を押したのに約30分の遅延

でメール着信。

 

 

実際送られてきたメールがこれ

 

     

内容を要約すると

               
                 

シャ「オッケーボス

             

   今日は車の登録出来ない。

         

   役場の登録用のコンピューターシステムがトラブってる。

         

   でも心配要らない明日は大丈夫だよ。

           

   そんで俺今病院

             

   風邪引いたみたいで熱がある。

   俺今日会社休む。」

 

実際送られてきた写真がこれ

 

 

 

         
                 

こっからは私の想像の彼の心の声

         
                 

(ほらこの写真見て見て、目が赤いでしょ仮病じゃないよ。)

   
                 

知るかー!!(怒)

お前が仮病か本当の病気かなんて知るかーー!!

 

即行でメール返信

 

私「もう、お前のこと信用出来んから、

  正式な領収書今すぐ店に用意させろ。

  今からお前の店に取りに行くから、

 そんで登録も納車も明日でも良いけど、

 俺の車今すぐチェックしたいから実車確認させろ。

 俺の車今何処にある?」

   

 

             

なかなか来ない返信にいらいらしながら

ディーラーに直接電話するが誰も出ない。

最高潮に不安になりながら

もう直接ディーラーに乗り込むしか無いかなと思った矢先。

 

PM3:00メール再着信

       

シャ「俺今役場、喜べ今日中には登録が出来るよ。

   6時には納車出来るから待っててね。」

   
                 

私「なんで、いきなりそう言う展開に飛ぶんだ。

  ちゃんと、経過報告をいれろ。

  そんで納車時間の件

  昨日も同じやり取りしたじゃん。

       

  俺今日は5時~9時は用事があるんだよ。

         

  そんで、役場のシステムトラブルって嘘だったんだよね。」

 

シャ「今、役場のシステムが復活した。お前超ラッキー。」

 

私(嘘つけ。)

 

私「まあ良い。

  兎に角

  おれは9時までは用事があるから

  納車の件、夜の10時に持ってこい。」

 

シャ「OK」

まM

   
                 

そして、家族で真っ暗闇の中

コンドの前で納車を待つ我が家一同。

 

午後10:00

うちが買った新車を運転してシャーフィック颯爽と登場

さすがに今回ばかりは遅刻しなかった。

 

シャーフィック開口一番

すいませんの一言位あるかと期待したが

さすがマレー人、私の期待を常に完全に打ち砕く。

 

シャ「ここ、すげーゴージャスだね。

   良いコンドミニアムだな。

   家賃いくら。」

 

私(はぁーーー??)

もう、マレー人の思考回路には付いて行けない。

ただ、マレーシアではこんな事で怒る自分の方が

バカなのかもと思えてくる。

 

私「あーー、会社が払ってるから俺知らねぇ。」

シャ「3000RM以上するの?」

私「知らんって言ってるやろ。」

 

シャ「OK、じゃあ車の説明するけど良いかな?」

 

私(お前が話し逸らしてたんだろ!!)

 

私「はい、よろしくお願いします。」

 

説明を始めるシャーフィック

なぜか意味が分からんハイテンション。

例えるならアメリカ?のテレビショッピングの

司会者のような感じ。

 

シャ「よーし、じゃあ、準備はいいか?

   まずは、サービスで付けるって約束した商品の確認からだ。」

 

私「・・・・・。」

 

シャ「いくぜ。まずは。

   ジャ・ジャーン。

   ハンドルロックバー。

   マレーシアは自動車が盗難が多いから

   外出先では必ずこれを付けておけよ

   このコンドはセキュリティが良いから多分大丈夫だが

   ここでも付けておいた方が安心だぞ

   使い方は分かるな。」

 

私「多分分かるし、分かんなかったら電話で聞くよ。

  今ここ、真っ暗で説明書も読めないし。」

 

シャ「OK。じゃあ、次

   イェーイ。

   これは、スマホホルダー。

   これは使い方分かるな。

   3つ目 カモーン。

   これはペンドライブ(USBメモリー)」

 

私「それ、何に使うの?」

 

シャ「え?。お前ペンドライブ知らないの?

   パソコンのデーターとか保存したりするやつ。」

 

私「それは分かるけどこの車に必要なの?」

 

シャ「必要ないけど。なんで?。」

 

私「OK。悪かった、続けてくれ。」

 

シャ「じゃあ続きいくぜ・・・・。」

 

シャーフィックは終始意味がわからん位のハイテンションで

サービスで付けてくれた品々を説明してくれた。

そのあとギャランティ(保障)等の説明してくれて。

 

シャ「今回は1年間はギャランティ付いてて

   3ヶ月、6ヶ月で無料点検も受けられるからね。

   この取り説のこのページ見せたら

   何処のディーラーでも点検サービス受けられるからね。」

 

私(おー、お前に連絡しなくても良いのかそれは助かる。)

 

シャ「じゃあ、俺からの説明は以上だけど何かあるか?」

 

私「領収書。」

 

シャ「OK。はいこれ。」

 

領収書をよくみると発行会社が最初に

シャーフィックから貰った名刺の会社と違う。

 

私「あれ?領収書の会社名がお前の名刺と違わない?。」

 

シャ「あー俺前のディーラー辞めたから。

   新しい名刺渡してなかったっけ?

   はい、これ新しい名刺。」

 

私「え?いつなんで?。」

 

シャ「前のディーラーは店じまいしたから、俺別のディーラーに移ったの。

   お前、新しい店に来たじゃん。」

 

私「え。まさか、だからこの古い名刺の店に電話しても繋がらなかったのか。」

 

シャ「そりゃ、そうだよ。その店もう無いもん。」

 

私「・・・・。」

 

私「じゃあ、俺どこの会社から車買うか分からずに。

  お金支払っていたのか。」

 

シャ「小切手の宛名。お前自分で書いたじゃん。」

 

そういえば、小切手の宛名は貰ったメモの通りに書き写したので

しっかりチェックしてなかった。

しかも、あの時、怒りマックスで冷静じゃなかったし

こんな大きな金額の小切手書いたこと無かったから

小切手の金額英語で書くのに精一杯でうかつだった。

 

あの時はトランスも一緒だったから油断もしていた。

 

あぶない・・・

これ悪い奴に引っかかってたら

完全に金持ち逃げされていた。

そのあと携帯解約されたらもうお手上げだった。

まあ、その為に同僚について来てもらっていたのだが

基本マレー人ってそんなに頼りにならんし・・・。

 

基本的にはマレー人犯罪するほど悪い奴は少ないんですけどね。

比較するならインド人の方が絶対たちがわるいと思う。

  

シャーフィック仕事は出来ないが

悪い奴じゃなくて本当に良かった。

 

後日、トランスにシャーフィックの転職について聞いたが

トランスも知らなかった。

頼むぜトランス、お前の紹介だからこいつに決めたんだから。

 

まあいろいろありましたが、無事に新車が納車されました。

納車時、傷も無く、今のところ故障も無く快適に走っています。

 

納車後妻から一言。

 

妻「マレーシアの営業マンって凄いね。

  あんな営業マンしかいなかったの?。」

私「・・・・・・。」

 

なんも言えねぇ。

 

まあ、結果的には全て問題無く、

丸く収まりました。  

 

めでたし、めでたし。   完