同じような内容で恐縮ですがついでなのでマレーシアの交通事情について

第三弾行きたいと思います。

 

マレーシアは車社会です。

道路は歩行者がいる前程で道路を設計していません。

電車はと言うと私がマレーシアに赴任してからのたった数年でさえ

新しい路線がいくつか竣工して開通したので

どんどん便利にはなってはいますが、

駅と直結したコンドミニアムにでも住むか、

KLCCのど真ん中などにでも住まない限り

公共交通機関だけで生活するのはなかなか難しいと思います。

従って基本的にはマレーシア生活には車が必須と思います。

車が無いと行動範囲がかなり限定されると思います。

 

まあタクシーが日本に比べて非常に安いので

バスに乗るような感覚でタクシーを使うことも出来ますが

雨の週末など時と場所によっては

タクシーが1時間くらい捕まらないようなこともありえます。

タクシーは25km位乗ってもで30RM(840円)程度です。

日本でバスと電車に乗ったと思えば同じ位の値段で

マレーシアではタクシーに乗れます。

それは快適です。

飲酒運転するくらいなら最初からタクシーに乗ります。

 

私の友人知人調べですが

マレーシアに住んでいる日本人の6割以上の人は車を所有して

自分で車を運転していると思います。

自分で自由に車を運転できるっていうのがマレーシアが

日本人の移住先で人気のある要因のひとつと思います。

そして、1~2割の人は運転手付きの送迎があって

会社から運転を禁止されていたりします。

残りの2割程度の人が車を所有せず

タクシーと公共交通機関を駆使して生活していると思います。

 

生活スタイルと勤務先や居住場所によって環境は大きく変わるのですが

KLに住む日本人の8割が住んでいると言われる

モントキアラ地区にある主要なコンドミニアムなら

無料のシャトルバスが毎日走っているので

スーパーやショッピングセンターへの移動程度に関しては

これを利用すれば車無しでも生活できるでしょう。

実際モントキアラに住む駐在妻の半数以上は平日車無しで

生活していると思います。

 

マレーシアで車が必須と私が言った理由は

マレーシアの道路には基本歩道が無いのです。

KLCCのど真ん中周辺等やモントキアラ地区など一部の地域にはあるのですが

ちょっと郊外に行くと駅から見える最寄のショッピングセンターまで

3km~5km程度の道のりを徒歩で行く方法が無いなんて事がありえます。

ありえると言うより行けないことの方が多いと思います。

 

高架になった高速道路のようなバイパス道路を無理やり歩いたり

片側4車線くらいある幹線道路を死ぬ気で横断とかすれば行けるかも

知れませんがそんなことをする人はローカルでも稀にしか見ません。

 

違法移民っぽいような人達がしているのは時々目にしますが・・・。

 

マレーシアで長期生活するなら車の購入は基本視野にいれて

おいた方が良いと思います。

 

また、マレーシアの道路は非常に難しく良く道を間違えます。

「次右折」とナビに言われてから100m以内に3つくらい右折の分岐があって

「どれやねん」ってナビに文句言っている間にミスするって事が

初めての場所に行くときには平均2回くらいは発生します。

ほとんど全ての道路がバイパス道路のようになっており

一方通行で右左折ができないので

一箇所分岐を間違えると10km先でUターンなんて

ひどい目にあうこともしばしば。

 

私も未だに道を間違えてUターンすることがあります。

間違えて数キロ先でUターンするだけならまだマシなのですが

間違えてUターンして反対車線の酷い渋滞にはまったりすると

そのときの後悔とストレスは計り知れないものがあります。

たった1箇所の分岐ミスが原因で1時間ロスするとか本当にありえますから。

 

話が少しそれますが

そんなマレーシアではスマホを買ったら必ず入れる。

必須のお助けアプリが3つあります。

『Grab』『Whats APP』『Waze』

これらを私は「マレーシア三種の神器アプリ」と今名付けました。

 

①『Grab』は言わずと知れたタクシー配車アプリです。

これを使い始めてから

タクシーを呼ぶのが本当に楽になった、

これを知らない頃は道端で延々1時間も手を上げてる

なんてことも時々あった。

止まってくれるタクシーってなかなかいないし、

やっと止まってくれても行き先が近いと乗車拒否もありえる。

また、日本みたいに遠くからでもランプで空車が分れば

無駄に手を上げてアピールしなくても良いのですが

マレーシアのタクシーはそのような気の効いた機能が無いので

タクシーが来たら全部手を上げてアピって近くまで来て車内覗いて

客が乗車済みでがっかりする。

以前はこんなことを何回も繰り返して本当に面倒くさかった。

 

②『Whats APP』これはLINEとほぼ同じ機能のSNSアプリです。

マレーシアではメール、無料通話、ビデオ通話にはこれを使うのが一般的です。

多分マレー人の利用率は9割くらいと思います。

基本スマホ持っていて使っていない人見たことありません。

 

③『Waze』このアプリの話がしたかったんです。

これは本当に日本でも早く普及して欲しいと思うほど便利なアプリです。

私はこれが無ければ何処へも行けないほど依存しています。

基本的にはナビアプリで

行き先をセットすると道順と距離、到着時間などを

日本のナビと同じように案内してくれます。

マレーシアではタクシー運転手も皆このアプリを使っています。

ちなみに私は日本帰国時に日本でも使っています。

 

このアプリには非常に優れた機能が3つあります。

 

・道路事情の変更にともなうVer.UPが随時自動で行われる。

マレーシアでは道路の拡張工事や街の発展、交通量の増加等により

頻繁に道路の状況が変わります。

街中の道路で交通量が増えてくるとある日突然

片側2車線の対面通行だった道が

4車線の一方通行に変わるようなことがあります。

そんな時、日本式の車に据付のナビを使っていると

右折できない所で右折しろって指示されて永遠に周辺をさまよう

なんて事が頻繁に発生しますが

『Waze』はそんなおろかな指示は出しません。

常に最新情報がUPされています。

 

・『Waze』を使って走行しているときに渋滞にはまって止まったりすると

このアプリは「お前今渋滞にはまってる?」みたいに質問してきます。

質問されるだけなら面倒な事の上無いのですが。

例えば質問されたとき渋滞にはまっていたらYes、違えばNoをタップして答えます。

多くのユーザーがこのような質問に答えることにより

実際に走行中の情報を収集してナビの案内に事故や渋滞の情報が

更新されていくのでリアルタイムでかなり正確な渋滞情報がナビ上に表示されます。

かつ、酷い渋滞を避けるように自動でルート変更を繰り返しながら

案内をしてくれるので時々こんなとこ走っていいのかよって言うような

裏道を走らされることもありますが、私の経験上まあ「Waze」さんのいう事聞いていれば

最短時間に近いところで目的地にたどり着けます。

 

3)2で紹介した機能と類似機能ですが、

走行中路上等に何かを発見した場合に連絡する機能があります。

「!」マークをクリックしてから何があったかをタップすればOK

落下物、事故、検問、オービス、通行止め等々です。

これが、マレー人以外にマメなうえ

『Waze』の利用率が非常に高いのでKL周辺なら

『Waze』を使っていれば警察の検問に引っかかるようなこと

余程運が悪くない限りありえないって程正確に教えてくれます。

運が悪いってのは今まさに警察が検問を始めたところを通過するような場合ね。

まあ元々私は、つかまるような事はほとんどしないので

特別これがあって助かったって事はほとんどないのですが

たまに遠出する時にオービスの場所教えてくれるのは確かに助かります。

 

なんせマレーシアの高速道路って右も左も延々、ヤシ畑で景色が全く変わらなかったり

するのでオービスの目印とか覚えられないんですよね。(@@)

 

交通事情から便利アプリの紹介でした。

 

※マレーシア豆知識

マレーシアでは「ナビ」のことは「GPS」って言います。

アメリカ等で通じる英語がどうかは知りません。