若い人達の不満と鬱屈感 | Passのブログ (情報部屋)

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和歌山での岸田首相への襲撃(未遂)事件は昨年の奈良での安倍元首相の銃撃事件の後ということもあって、再び世の中に衝撃を与えました。

 

今回の襲撃事件の背景はまだよく分かっていませんが、これまでも相次いでいる若者たちの社会への報復(?)のような意図も感じて、過去の京王線や小田急線の電車内での乗客への刺傷事件のような拡大自殺の様相を呈しています。

 

 

 

 

 

 

また、そのような背景や問題が無い若者であっても、日本の未来に対する閉塞感や鬱屈感というのは今や若い人に限らず誰でも持っていることもあり、少子高齢化の本質というものはそういう時代なのでもあるのかなとは私も思います。

 

事件を起こす犯人の職業はそもそも無職だったり、最近で仕事を辞めていたり、育った家族関係が非常に複雑であったり、様々な共通点があるのは言われているところです。

 

若い人で仕事を辞めたいという理由の1位が「昇給の見込みがない」、2位が「休みがとりづらい」、3位が「昇進の見込みがない」などとなっており将来への不安や不満が鬱積しています。

 

実際に私も働いている職場では会社への不満、政治への不満、世の中への不満というのを持っている若者がいるというのは私も肌で感じるところです。

 

 

 

 

 

 

日本が衰退していくのは止められないとしても、何か希望を感じるものが少ないとどうしても鬱屈とした感情は底辺からトップへと矛先がむかっていくのは何とかしなければなりません。

 

関係ない人までがテロの犠牲になってしまうというのが私も一番に恐れるシナリオであって、不特定多数の多く集まる場所には不用意に近づけなくなってしまうというのは困る事態ですね。

 

電車に乗ったり、街の中心部に行ったり、花火大会やテーマパークやショッピングモールに遊びや買い物に行って何らかの事件に巻き込まれる。最近はそういうことが日常であり得ることになってきました。

 

こういったことを考えるとどこに行くにもいろいろ対策を考えなければならない時代がやってきたということでもあり、引きこもりのような生活になっていくとさらに景気も悪化してしまいます。

 

報道を見ている限り全体的に平和ボケしている日本人という精神的な側面もあるので、いざというときに周辺にどのような事態が生じるのか、これは私の想像の域を超えられません。

 

異常事態を認識できぬまま事件や被害に遭って、自分でも何のことが起きているのか全然分からぬうちにいつのまにか病院に送られるという話がありえるのでしょう。

 

安倍さんの銃撃事件を経ても、日本人の根本はほとんど変わっていないのではないかということを不気味に印象付ける今回の事件ともなりました。