京王井の頭線渋谷駅と西武池袋線池袋駅に貼られている液晶デジタルビジョンの広告表示に、受験生が参考書などでよく使う暗記用の赤シートをかぶせないと見えないという広告が話題になっているそうです。
これ、エナジードリンクの広告らしいのですが、新奇性や話題性という意味で非常によく考えられた広告です。ターミナルとはいえども、渋谷と池袋の2駅だけならばお金もそれほどかからないしｗ
赤のシートをかざさないと何が書いてあるのかもさっぱり分からないのですが、赤シートをかざすと受験生の応援メッセージが書かれてるという凝ったカラクリ。
渋谷駅と池袋駅の一部の通路で液晶広告を完全ジャックするだけで、ここまでネットに話題になるのだから、なかなか面白い発想だと思います。
こういう変わったデジタル広告がエポックメイキングなものとして巷に流行っていくかもしれません。
今は電車の中から駅までいろいろな場所でデジタル広告がありますが、ツイッターやSNSでつなげて読むとメッセージが現れるなど、ネットやSNS社会を逆手に取ったデジタル広告の可能性を示した例となりそうですから、おもしろいです。
広告媒体よりもネット住民のSNS反応によりそのサービスや商品の浸透効果を図るという広告手法が斬新。広告代理店の仕事よりもネット住民の反応性の高さの方がいい仕事しそうだし、今の時代にマッチしている気がしました。
広告代理店はこれを複雑な気分で見ていることでしょう。