テレワークの弊害とは | Passのブログ (情報部屋)

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コロナ禍を機に各所でテレワークが推進されましたが、最近はその反動もあってか、より戻し現象が起きている感じですね。

私も外で働いてみると、思っている以上にお金を使っていることが分かります。終日で家にいるだけなら朝食はパン(100円)を一つか二つ、昼食は冷凍パスタ(160円)をチンするぐらい、夕食は鍋やカレー(300円)で自炊で済んでしまいます。私だけの分の食費は1日あたり500~1000円未満で済むでしょう。

 

しかし、いざ外に出て働くとなれば、朝はしっかりご飯(時間がある時は外食で400円)を食べて、昼もコンビニでサンドイッチや甘いもの(数百円)などを買い、夕食もてんや(数百円)に行ったり、ラーメン(八百円)を食べたり、スーパー銭湯やサウナ(八百円)に行ったり、電車にも往復(八百円)で乗らなければなりません。1日で使用する金額は合計で2,000~3,000円以上になります。

 

私も週に2回とはいえども、外出している日はほとんど家に居ないため、そこで必要な欲求は全て外で購買・消費することになります。

 

こうして人が仕事などで外に出て1日を過ごすと、ステイホームより数倍のお金を使うことが分かります。夕食は自宅で自炊する方法もありますが、仕事が終わるのが20~21時頃になり、しかも疲れているので、どうしても外でうまいものが食べたくなります。

 

テレワークを推進するとこうした街の外食やコンビニ、繁華街でのレジャー施設や遊興施設、交通機関に大きな影響が出ることは私の生活スタイルから見て明らかですね。

 

上記と同様に、もし、国が毎月いくらかのベーシックインカムを導入すると果たしてどうなるか?

 

 

月に7万円もベーシックインカムが出たら、最低限の生活で暮らすミニマリストは、基本として働く時間を大きく減らすか、最悪では働かなくなり、外にもあまり出なくなるでしょう。不人気業界によっては人手不足になる可能性があります。

 

自宅で親と同居していれば、月7万円の範囲内で生きていける最低限の生き方を模索するでしょう。まず余計なものは買わない、無駄は省く、日々節約するとなり、街なかにあるような(不要不急と言われがちな様々なお店やサービスにお金が流れにくくなるのも当然です。

 

本当に生活に必要な必需品以外では売り上げが出ないことにつながり、景気が悪くなるのは想像がつきます。そして家で何でもできるようにするための支出や投資が増えるので、そういった自宅周辺完結生活での時代の流れについていける業界だけが生き残り、その他は吸収合併・淘汰消滅されてしまうかもしれません。

 

資本力の少ない個人商店なども、存続の危機にさらされる可能性が高そうです。ネット販売や大手チェーンが販売力やテイクアウトを伸ばせば、そうでないところの事業はさらに売り上げを減らすことになります。こうして格差拡大がさらに増大して、ミニマムに生きる人及びその流れにのって事業や商売を拡大させた人だけが適応することになります。

 

仕事はどうしても人材不足になるので業務遂行が少人数で多忙になると予想され、多少の時給は上がるかもしれませんが、労働者の減少で週に2~3回とか午後のみなどといった柔軟な働き方ができるかどうかも分からなくなります。

 

テレワーク」も「ベーシックインカム」も一つの選択肢ではありますが、それだけではやはり世の中は良くはならず、かえってそれに適応できない人々や多くの企業や業態が多く発生してしまうかもしれませんね。