揺れる金相場 今後どうなる | Passのブログ (情報部屋)

Passのブログ (情報部屋)

不動産投資から株式投資、育児から家事まで、その他 国内・海外の見たこと感じたことをただつらつらと書き連ねるブログです

ゴールドの価格変動が不気味さを増しています。


これまでは世界の金融緩和と中国の経済成長とがリンクしていて、急激な上昇を伴いながら、有力な投資先として新興国を中心に買われてきました。


しかし、今では上がり過ぎた価格が限界を迎え、2011年以降は大幅な価格下落が起こるなど、非常に神経質な動きをしています。


上海黄金交易所での金プレミアムも低下し始めるなど、金需要が減退し始めている兆候が見られていて、アナリストらは、再び相場が下落した時に中国からの貪欲な買いが見込めるかどうか確信を持てずにいるようです。


多くのアナリストは、米連邦準備理事会(FRB)の量的緩和縮小のタイミングがハッキリ見えてきたら、売りが再開すると見ているようです。


米国による政府債務の初のデフォルト(債務不履行)への不安の高まりでさえ金の価格を押し上げられず、金に対する投資家心理がいかに変化したかを物語っているそうです。


ただ、価格の乱高下が続いていることもあり、短期では大きく上げ下げする相場はしばらく続くかもしれません。


相場が1オンス1050ドルという重要な下値支持線をつけるようなことでもないと、金の大量購入というブームは起きにくいかもしれませんね。


(参考記事)


○揺れる金相場、投資家が恐れる中国の購入意欲喪失(フィナンシャル・タイムズ)


http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/38861