40歳前後(アラフォー=団塊ジュニア)の人々の資産運用はどうしたらいいか?
年金はまともに出るとは思えないし、退職金も期待はできないし、それ以前に定年まで勤め上げられるかどうか分からないし、職場がどうなるかも分からない・・・。
こういった深刻な悩みを何か一発逆転で解決させる方法は、残念ながら宝くじを除いてありません。
一番手っ取り早いのは、給与天引きの積立投資法だと思いますが、毎月どれくらい天引きすれば、果たして65歳までに幾ら溜まっているのか?
そのために、まずは、給与の手取り額の1~2割(2~3万円)を強制積立するというものです。
40歳から毎月2~3万円を年利3~4%で運用すると、65歳までには1000万円前後は貯まっているということですが、本音を言えば定年までに(退職金を除いて)最低でも2000~3000万円は持っておきたいところです。
また、住宅ローン枠を利用していない方は、45歳をすぎると35年のローンが利用しにくくなってくるので、勤め先の先の見通しがしばらく立ちそうな方は、不動産の投資(運用)物件などを長期ローンで引くのも悪くはないと思われます。
しかし、決算が3期連続赤字とか、リストラの嵐が吹き荒れている場合は、ローンそのものが高いリスクになりかねないので、余裕資金の不足がちな方や、先の雇用情勢が既に厳しい場合には、有力な担保がある場合を除いて原則として不動産投資をあまりオススメはできません。
最後に残る方法は、親の資産や実家などをうまく利用する方法を取るということになるのでしょう。それも期待できない場合は、少し交通の便の悪いエリアに住むという考え方を取るのがベターな方法になりそうです。
とにかく、一番支出が多いと思われる住宅費をいかに減らすかが、老後資金など余裕資金の確保のためにとても重要な考え方になりそうです。
家賃のもっと安いエリアに引っ越したり、賃貸マンションを賃貸アパートに変えるだけでも、月2万円ぐらいの経費削減効果がありそうです。
これを元手に月5万円ぐらいを積み立てて、65歳までに4~5%で回すと、老後資金2000~3000万円が見えてきます。
インフレがどこまで進むか?という心配もありますが、そうであったとしても基本としてはある程度の運用を覚えていく方が、先々を考えれば自分で何とかできる能力を多少なりとも磨くことになるでしょう。
まずは毎月の分を積み立てを行いながら、着実に低利でも運用し続けるということが大事で、最初から無理だと諦めない方が良いだろうということは、今の時点でも強く感じます。
もちろん、今の人生を楽しんだり、普段のストレスを解消する必要もあるので、あまり無理な積み立てもオススメできませんが・・・。
月4~5万円とボーナス残りを合わせて、年間100万円(毎月8万円)の積み立てができると、長期的な効果はかなり大きそうです。
こうなってくると、奥さん、旦那さんの協力は絶対不可欠ですね。