JR総武線の新小岩駅。ここは最近の話なんですが、知る人ぞ知る「飛び込みの名所」になってしまいました。(名所という言い方は非常に不適切とは思いますが、あえて書きます)
昔は、「飛び込みが多いのは中央線」と相場が決まっていたんですが、昨今はなぜか総武線が選ばれることが多くなりましたね。
しかも、飛び込む列車は決まって「成田エクスプレス」(NEX)。
NEXは、成田空港からの出発・到着便を利用するために、先を急いで東京や横浜方面からNEXに往復するビジネスマンやエグゼクティブも多いと思われる豪華な空港特急です。
この新小岩駅ではちょうどNEXが早いスピードを出して通過しているので、つい、そうしたくなってしまうのでしょうか?
「しんこいわ」は周囲を警戒しておかないと「こわい」ホームなのですが、飛び込む本人以外にも、跳ね飛ばされて他の客への衝突被害なども相次いでいて、ついにJR東日本は忌まわしき新小岩駅に「ホームドア」を設置するアナウンスをいたしました。
主軸の山手線以外で、今回のような通過特急への飛び込み防止策のために「ホームドア」の設置を具体的に行っていくのは、他の鉄道会社も含めてまだ無かったはずです。
いきなりこの新小岩駅に「ホームドア」の設置が検討されるのも、総武線の利用者にとっては非常に不名誉なことですし、すごく微妙な感じがいたしますね。
こうなると、今度は飛び込み者が隣の錦糸町駅にシフトして移ってしまうのではないか?という懸念も聞かれそうです。
結局のところですが、乗降客の多い主要な駅には、やっぱり付けた方がいいんでしょうね。中央線や常磐線も特急電車が猛スピードで通過するので、早くホームドアを付けた方がいいと思います。
(参考記事)
○新小岩駅:JR東、ホームドアを検討 飛び込み相次ぎ(毎日)
http://mainichi.jp/select/news/20130628k0000m040096000c.html