副都心線の初の朝ラッシュ | Passのブログ (情報部屋)

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月曜日は東横線と副都心線で初の朝ラッシュでしたね。一部で心配されていた通路やエスカレーターでの混雑はなんとか乗り切ったようで、5年前の開業時で大混乱になった時の二の舞にはならなかったようです。

明日は都心に行くので、渋谷駅~中目黒駅周辺をいろいろとウォッチしてみたいと思います。どんな風に変わっているのか、興味津々であります。

(参考記事)

○東横-副都心線 初のラッシュ 一部連絡通路で混雑(東京)

http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2013031802000212.html

ところで、副都心線ができて東横ユーザーにおいては様々な意見、賛否両論も多数あると思うのですが、私はトータルに見れば、やっぱり東横線はさらに便利にはなったのではないかという気がしますね。

なぜなら、これまでは渋谷駅から北に行く場合は、100%渋谷駅で乗り換えが必要だったのですが、明治神宮前・新宿三丁目・池袋に一本で行けるということは、渋谷以外の繁華街にも大いに行きやすくなっただけでなく、そこに接続する路線との乗り換えまでも大きく改善されたわけです。

改めて、どこが便利でどこが不便かを書き出してみたいと思います。

○便利になったところ(右の印はこれまでの比較との相対的評価)

①原宿・新宿・池袋が乗り換え無しで行けるようになった ◎
②西武線と東武線に乗り換えをせずに一本で行けるようになった ○
③小田急線・丸の内線・都営新宿線との乗り換えが便利になった ○
④新宿三丁目駅からの始発列車ができて、新宿から座れるように ◎
⑤現・渋谷駅が地上駅よりもキレイになり、ホームドアもついた ◎
⑥8両編成から一部は10両編成になり、混雑が少しは緩和した ◎

○不便になったところ

①JR山手線との乗り換えがかなり不便になった  ×
②京王井の頭線との乗り換えがかなり不便になった ×
③渋谷駅の始発電車がかなり少なくなった   ×
④駅が地下深くなったので心理的な圧迫感がある △
⑤うっかりすると寝過ごし池袋方面まで行ってしまう △
⑥東武線や西武線の遅れが副都心線や東横線に伝染する ×

西武側や東武側でも同じなのですが、乃木坂(東京ミッドタウン)や赤坂(赤坂BIZタワー)や国会議事堂(山王パークタワー)のオフィスは明治神宮前を経由して入れるのは大変に便利だと思います。

また、西新宿方面や荻窪方面に乗り換えるのも、東横線方面からは相当に便利になりました。丸の内線沿線や千代田線沿線にオフィスや学校がある場合には、乗り換えが減り、かなり重宝するのではないでしょうか?

新宿駅での中央線や京王線への乗り換えは、副都心線の新宿三丁目からは一駅分の移動があるので、そこは決して便利とまでは言えませんが、実質の乗り換え回数は過去の状態からも変わっていないので、非常に不便になったとまでは言えないでしょう。

東武線や西武線からの遅れが東横線に伝染するとは言われますが、最悪の場合にで渋谷駅を起終点にして、東横線以南と副都心線以北で、それぞれが折り返し運転をすることができるので、湘南新宿ラインや半蔵門線と田園都市線の相互直通の状況よりもまだマシだと思います。

渋谷駅の半蔵門線との乗り換えは、通路は狭いとはいえども、銀座線の渋谷駅もまたかなり狭隘で危険な駅だったため、そちらのリスクを低下させるのに結構役立っているのではないでしょうか?

また、渋谷駅が深くなったことで、渋谷の街を素通りするのではないかという声もありますが、運賃体系(東急←→メトロ)が一旦リセットされて変わる駅なので、過去の副都心線池袋駅がそうであったように、それほどのターミナル駅の利用客の逸失現象は大きく確認されていません。

むしろ三大副都心と原宿・表参道に横浜から非常に行きやすくなったこと、混んでいる山手線に無理して乗らなくても良くなったことについては、もっと純粋に評価すべきだと思います。

さらに、これまでの東横線の旧ホーム跡地に埼京線のホームが引っ越してくる予定なので、渋谷駅の乗り換えを全てトータルな面で考えた場合には、JR側においても大きなメリットが生まれ、これから利用客がその恩恵を享受できるのではないかと思います。