あ~しんどかったなぁ~。

骨髄移植の前処置の「大量抗がん剤投与エンドキサン」と「全身放射線治療」で残っている腫瘍細胞と自分自身の免疫細胞が徹底的にたたかれ抑制されます。

残念ながら私の腫瘍はこの最強レベルの前処置でも残りました。

 

この最強レベル治療は大事な白血球がゼロになるので感染症に感染しやすく、同じくして赤血球・血小板も減る為、貧血、出血も起こります。簡単に言うと血液が血液の仕事をしなくなります。免疫がない状態です。

 

その状態をわざと作り、新しい造血幹細胞の含まれた細胞液を輸血します。血液の流れに乗って骨髄にたどり着き、そこで増殖を始め、白血球数がふえてくることを「生着(せいちゃく)」と呼びます。まず、この「生着」できるかがポイントです。その後約1~数カ月でドナーの血液に置き換わります。

「生着」までが一つの目標であり、たどり着くには苦しい道のりでした。

スマホに残してました。記録を。

 

7月6日移植日。 11時過ぎから開始。13:50分無事終了。

7月7日 倦怠感。まだ食欲はこの時あった。食べれる。

7月 11日 口内炎がひどくなる。38.3℃の熱。

7月12日 口内炎もっとひどくなる。食べれない。

7月13日 夕方38.7℃も熱、痛み止めロピオンを点滴で追加。。

7月14日 口内炎ひどい。食べる気力失う。

7月15日 口内炎さらにmax、はり薬追加。(フェントステープだったかな?)

7月17日 口内炎の痛みで寝られない。

7月19日 プリンだけ食べられた。。夕方から熱。

7月20日 ジュース。朝から熱、終日眠気と熱感

「この時なぜか治ると言う自信。」

7月21日 やっと病院食食べられるいなる。。

7月22日 好中球371に上がる。WBC(白血球)0.7。

2日間程頭痛。

7月23日から7月29日まで37℃台の熱熱

7月24日 好中球 3000台 

7月27日 好中球 増加

7月30日 好中球 増加

 

7月下旬に「生着」したようです。

 

 恐れていた〇肝臓や心臓などの内臓への障害(生命の危険)〇新しい血を受け入れられず拒絶反応を起こして失敗する〇GVHD(移植片体宿主病)という合併症は幸いにも大きなものはありませんでした。

 

どれもこれも生命にかかわる話ばかりで移植は危険な大手術と変わりません。

大鉈をふるった治療です。この後も2週間近くの熱、腰から足の痛みなど副作用と思われるものがドーン!

はい、冬眠状態です。ひたすら寝るか高校野球で痛みを忘れるかで過ごした暑い夏でした。

 

子どもたちの成長の写真を見ることしか楽しみはなかったです。会えることは2か月くらいできませんでした。

ドナーになってくれた妹に感謝でした。

 

 ☆GVHD(移植片対宿主病)?とは。

同種移植後に特有の合併症で、ドナー由来のリンパ球が患者さんの正常臓器を異物とみなして攻撃することによって起こります。こちらも重症化すると治療が難しく時に命に関わることもあるそうです。