前回の記事で、
「ないなら、自分で作ってみようと思った」
という話を書きました。

今回は、
そこから実際に形にした
地図サービスについて書いてみます。

まず作ったのは、とてもシンプルな仕組み

いきなり多機能なものを作ろうとはしませんでした。

やりたかったことは、ひとつだけです。

「歩いていて、少し不安を感じた場所を、
地図に残せるようにする」

危険かどうかを判断する必要はありません。
理由を詳しく書く必要もない。

ただ、
「ここで、少し不安を感じた」
という感覚を、
そのまま残せるようにしました。

誰でも投稿できることを大事にした

このサービスでは、
専門的な知識は必要ありません。

子育て中の人。
散歩が日課の人。
通学・通勤の途中で歩く人。

誰でも、
自分の感じたことを投稿できます。

正解・不正解を決めないこと。
評価されないこと。

それも、意識して設計しました。

ひとりの感覚ではなく、重なりを見る

もちろん、
ひとりの感じ方だけでは、
思い込みの可能性もあります。

でも、
同じ場所で、
複数の人が似たような不安を感じていたら。

そこには、
何か共通する理由があるかもしれません。

この地図では、
そうした「重なり」が見えることを、
ひとつの価値だと考えています。

だから「実証実験」という形にした

このサービスは、
完成形ではありません。

本当に役に立つのか。
どんな投稿が集まるのか。
不安は可視化できるのか。

正直、
やってみないと分からないことばかりです。

だからこそ、
まずは「実証実験」という形で、
小さく始めることにしました。

集めたいのは、完璧な情報ではない

事件の記録でも、
行政の資料でもありません。

集めたいのは、
日常の中で、
ふと立ち止まったときの感覚です。

「ここ、なんとなく暗いな」
「夜はちょっと通りたくないな」
「子どもを通らせるのは不安かも」

そうした小さな気づきが、
重なっていくことで、
街の見え方が変わるかもしれない。

次の記事では、参加のお願いについて

ここまでが、
「みんなのマチレポ」を作るまでの経緯です。

次の記事では、
この実証実験に、
どうやって参加できるのか。

なぜ協力をお願いしたいのかを、
もう少し具体的に書こうと思います。