人気同名小説の映画化。

と、いっても日本でいう

ライトノベルらしい。


そういう類の文章を

映像化することは

海の向こうでも盛んなようだ。



富裕層に支配された世界。

その支配者たちは

年に一度、

過去に反乱を起こした

12の貧しい地区から

男女2名を選び、

「ハンガーゲーム」と呼ばれる

ショーを行っていた。



ここからネタバレ。




























『バトルロワイヤル』や『バトルランナー』とは

やや趣向が違う。


肝心のゲームが始まるまでに

たっぷり1時間。訓練とかやってるし。

ここで挫折する人が

多いのではなかろうか。

けれど、主人公・カットニスを

取り巻く環境やキャラの立ち位置など

わりと丁寧に描かれている。


ここを乗り越えると

いよいよゲームが始まる。



が。



どうも盛り上がりに欠ける。

ガマンした分余計に感じる。

カットニスが頭脳戦を

仕掛けることは

前半戦で想像がつくので

大規模な戦闘や

派手などつき合いなどを

期待してはいない。

息をのむような心理戦とか

持久戦でいいのだが

中途半端な立ち回りが続く。


せっかくの前半1時間が

後半に活きていない。


なぜカットニスは11地区の

ルーを信用したのか?

「スポンサー」は何がしたかったのだ?

カットニスと敵対していた

グループはなぜ崩壊した?

その中にいた同じ12地区代表の

ピーターはなぜ殺されなかった?

カットニスはピーターを

どう思っていた?

教育係ヘイミッチの狙いは?


ほとんど説明不足。

確かに

カットニスを演じた

ジェニファー・ローレンスは

精悍な顔つき(失礼?)で

肩幅も広く、いかにも強そう。

けれどそこは16歳の女の子

なんだから独り言とか

モノローグを入れて

心情を吐露させるなり

カットニスを通して

見えていることを

もっと説明すべきだったと思う。


ピーターが、最後に

何かやらかしてくれると

ずっと期待していたのに・・・。

それだけ自分は

ひねくれ屋ってことなのか?


全体としてはアリなのに

ところどころが欠けている。

『トムとジェリー』に出てくる

穴だらけのチーズのようだ。



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カットニスの弓の構え方は

案外正しい。

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