星になったパパ | Citta

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Praana is a field of Art

父が突然旅立って
ひと月とちょっと 経ちました。



暑い暑い夏が過ぎ
夜風が心地良い初秋の夜

父の大好きな季節です。


まだお知らせ出来ていなかった
みなさま 本当に本当にごめんなさい

こんな形ではありますが
ご報告させてください。


8月7日
大好きで大好きでたまらない父が
星になりました


父は、一年くらい前から

「もしパパが死んだらね
ひっそりしたいんだ
ひっそりと
ね」

「だから誰にも言わないで」

「みなさんには、少し時間が経ってから
風の噂で耳にしてくれるくらいが
ちょうどいいんだよ」と…。


その言葉を思い出し
ささやかで
こじんまりとした
お葬式を…と。


しかし、

当日は、お世話になったみなさま

そして父の事はもちろん

私の事まで気づかってくれる
たくさんの友人たちが
遠く福岡から地元若松の葬儀場まで
足を運んでくださいました。


本当に本当にありがとうございました。

大好きな みなさまの優しさに包まれて

父は、空へ

龍のごとく登っていきました。





亡くなってから何日目だったでしょうか

ずっと泣けていなかった私


ベランダで「星に願いを」を歌いながら父を思い

ひとり泣きました

シクシクシクシク泣きました


さびしくて、あいたくて
かなしくて、どうしようもない

体験したことのない涙でした


葬儀の準備の最中、遺影を探しに
父の劇団にあるブースのドアを開けたら、
机の上にウクレレと星に願いをの楽譜がそっと置いてありました。

偶然にも亡くなる前日
ライブの一曲目に
星に願いを 歌ったことを思い出しました

告別式の最後にも
星に願いをが流れました



そんな事を思いながら…
ベランダで夜空を見上げ
星に願いをを口ずさみ
シクシクシクシク泣きました


そうしたら
南の空に
見たことのない
まるで群青色の夜空を
真っ二つにしてしまうほどの
それはそれは大きな
ダイヤモンドのような流れ星

ひと粒

これ以上ないというタイミングで

父からの精一杯の
言葉のないエール

そう確信しました

涙が溢れて
止まりませんでした


でも、その瞬間
涙の温度が変わってた


さびしさは変わらないけれど
あたたかな涙に…。


その次の日

小さなころから障害をもっていて
最近ではひとりで立つことも
トイレに行くことも
手を机にあげることも出来なかった
73歳の父の弟、武義ちゃんが

突然、立ち上がりました

父の生涯のテーマは
可愛いくてたまらない
可愛いくてたまらない

小さな頃から大好きだった
弟の武義ちゃん


入院先の病院から
葬儀場にかけつけ
あんなに泣いていた武義ちゃんが


一度も泣かずに
ビー玉みたいに
目をキラキラさせて


立ち上がり
歩きました

一歩、二歩
しっかりゆっくり
噛み締めるように
歩きました


ああ…

父はいる


みんなの中に



これ以上ないタイミングで

さりげなく

愛の魔法をかけてくれる




武義ちゃんの次女
私の従姉妹のぴーちゃんは
姉妹のような存在


ぴーちゃんに
四ヶ月前
新しい命が誕生しました


名前は
「快晴」

生まれてきた日も
突き抜けるほど清々しい空でした


父がつけた名前です。



この子の中にも
父を感じる事ができます。


だって
とっても父に似ているんです



ぴーちゃん、快晴を産んでくれて
ありがとう◡̈⃝♡


快晴、生まれてきてくれて
ありがとう◡̈⃝♡




そして
いつも大切に思ってくれるみなさま

心のど真ん中から
感謝しています。




まだまだ、泣いてばかりの日々ですが

少しずつ
一歩ずつ

歩きはじめます


ご報告が遅くなってしまい
また、こんな形でのご報告となり
申し訳ありません。

自分の事は後回しで
もお〜人のことばっかり

誰よりも優しく
駄洒落好きで
いつもユーモアたっぷりに
海のように深い愛で

包んでくれた父


大好きな
大好きな

わたしのパパ


きっと夜空の向こうで

キラキラとニヤニヤと

今夜も駄洒落を言いながら


見守ってくれています。


パパのこと
一度だってキライだったことないよ

パパ
ありがとう。

パパ
大好き。


今夜は、一緒にレコード聴こうね。




じゅんより
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