僕は必ずそれぞれのみかんに箱のデザインをイメージして作った札を入れています。

品種の札も入れたりします。

みかんSサイズみたいな感じでひとまとめには絶対にしません。

美味しかったら、また次回買う時にお客さんも買いやすいと思っています。

無かったら「あのみかん今日無いの?」ってなります。

新堂みかんも「新堂みかん」の札と「生産者の札」の両方入れます。

箱は組合だから同じでも、味は全然違います。

入れてなかったら大変です。

「こないだ買ったみかんと同じのちょうだい」って言われても、こっちも「どれやねん」ってなります。

スーパー時代はこれがいややったんです。毎回来る物が同じではないので。でも、スーパーは数の確保優先的なところもありますし両立は難しいと今はわかりました。

ちなみに、みかんに関しては協撰もん(農協もん)は絶対に買いません。

箱は同じでも、毎回中身(生産者)が同じではありませんし、選べません。

自分で仕入れることは、味云々の責任は自分にあります。

お客さんに「美味しくない」って言われることは、すなわち自分の選択が悪いのです。

パートさんも「美味しくないのはいらん。聞かれた時にお勧めできないし売りにくい」と言われます。当然それは自分とて同じことです。

今の時期でしたら雑柑なんかはまだ個撰ありますが、いちご・りんごなんかはほぼ農協もんです。産地を選ぶくらいしかできません。

これを考えると市場だけでの仕入れだと、なかなか他店と明確な差別化するのは難しいなあと思います。

いちごとか市場で買ってたら、どの店に行っても、そうそう変わらないから結局のところ値段勝負になってしまいがちです。

でも、みかんは美味しい個撰も色々あるので仕入れるのも楽しいし、販売するのも楽しいんです♪

毎年、お気に入りは決まってますが、目切り商品見て、「おっ!」ていう感じのみかんを市場の人の目を盗み、こっそり試食して買う物決めてます♪

毎年「来シーズン、新しい美味しいみかん来ないかな」と楽しみにしています。