〜あらすじ〜
駅で倒れてマダムに助けられる。
柔らかティッシュが心に染みる。
病院に着くと点滴をしながらCT、レントゲン、血液検査をする。
胃腸が痛すぎて動けないためそのまま担架のお世話になる。
担架のカタカタする振動さえ辛かった。
血管確保。
血管の確保ができない体質なので何度も針を刺されてぐりぐりされてしまう。
血管の見えない人の採血あるある。
腕から手の甲まで穴だらけになったがどうにか点滴を打つ。
いつも通っている大学病院ではあまりに見えないので静脈可視装置を使っていた。
(血管が透けて見える夢の装置)
なぜわしの血管はこんなにも見えにくいのか?看護師さんが焦るたびに毎度申し訳なく思う。
検査も終わり検査結果が出るまでゆっくり休む。
胃腸も痛いし隣のベッドのおっさんが大いびきをかいて寝ており全く寝られなかった。
ここ救急ちゃうんかい?なぜ爆睡患者が横におるんだい?と聞きたくなるところをぐっと我慢。
思い返せば4月上旬からずっと体調が悪かった。
やっと病院に来れたことの安心感からか、点滴が効いているのか少し具合が落ち着いてくる。
ものすごく丁寧な先生に診ていただき、CTやレントゲンで見える部分全ての解説をしてくれました。
内蔵は模型のように美しい。煙草も酒もしないのかな?100点だねと言われる。
ではなぜこんなにも槍が刺さっているかのように激痛が走るのか?
内臓は全体的に問題ないが小腸、大腸が腫れて炎症を起こしている。
名前を付けるなら急性腸炎だけど、CRP(炎症反応)がそこまで出ていないのでウイルス性でもなさそうとのこと。
血液検査
LD、AST、ALTが高い。
とりわけLDが400近くある。
これはわりと異常値だと思うのだが前回大学病院で測った時も高かった。
今回は更に高いが言及されず。
喫煙飲酒をしなくても肝臓がいかれてしまうこともある。肝転移もこわい。
体調不良になるたび色々と検査をするけれど、毎回内臓は健康だと言われる。
むしろ内臓が美しいと内面の美を褒められる。
私は内面が美しい女なのだ。世の男には見た目だけでなく内面を見ていただきたいと強く願う。
しかし腸を褒められることはない。
いつも出血していたり炎症を起こしていたりする。
腸の動きが悪すぎて凪だという。
だから食べてもうまく蠕動運動ができず少しの量でも腹痛を起こしてしまう。
体調が悪いと水でも下痢してしまう。
そうなると怖くなってもう何も食べられなくなる。
結局潰瘍性大腸炎とか急性腸炎とか言われる。
大きな病名は付かないがずっと胃腸の具合が悪い。
内臓の痛みは本当に耐えられないので辛い。
寝てる間になんとなく具合も良くなってきたが、会社に行く気にはなれずそのまま帰宅。
母には救急外来の件は黙っておき、体調が悪いから帰ってきたと言いそのまま夜まで眠った。
先生に言われたこと。
あなたぐらいの年代の人は、我慢して我慢してひどくなってから病院に来る人が多い。
人生が忙しいので仕方がないのかもしれないけど、体調が悪いときに病院に行けないこともストレスになってさらに悪化させてしまうよ。
普段から消化器内科に通いなさい。
と言われました。
まぁ納得だよね。
分かってるんだよ。
休める会社に就職したいよ。