■■■■■ 本日のブログ ■■■■■
僕を知る方は爆笑して笑い死んでしまうかもしれませんが、
僕ね、以前はよく女の子の恋愛相談に乗ってたんですよ。
恋愛に限らず、仕事の事もね。
僕がですよ。僕が。この僕が。
笑いが治まったら、この先へ進んで下さいね。
ところが、
ある頃から一切の相談事には乗らなくなりました。
今では、スタッフちゃんの相談に乗るくらい。
先日、夜のNHKニュースを観てたら
面白いニュースがありまして、
それはそれは、口の中の飯を吐き出して
笑い転げたんですよね。
「金魚すくい」の全国大会ってあるんですって。
その前大会の優勝者？の女の子が話題になってたんですが、
なんと、部屋の中に
ほぼ部屋の全てを占めるビニールプールがありまして、
金魚が大量に泳いでるんです。
そこで練習してるんですよ！！
しかも横で親父が真剣な顔で、
「慌てるな。ゆっくり。そう。そう」
とか言ってるの。
このシュールな映像にマジで吹き出しましてね。
ダウンタウン絶頂期のコントみたいな。
あの日のNHK最高でした。
で、その女の子が今大会は惜しくも優勝できなかったんですが、
いい事を言ったんですよね～。
「残念やったけど、切り替える。
少しずつ上手になろう。
で、また、次頑張ろうって」
そんな感じの事ね。
「少しずつ上手に」
この言葉がですね、
僕が心の中でタグを付けていた課題を
本棚からテーブルまで引っ張り出してくれましてね。
今日、この場で書くに至ったんです。
物事には順序がありますよね。
「あそこのアパートの最上階、空いてるやん。住みたいな」
と思って、１時間後に住めますか？
不動産屋へ行き、部屋の中を確認し、
値段交渉、各種書類の準備、契約、
家族の了解、、、
やる事は多岐に及びますよね。
あっ、女性は絶対に夜の物件の様子も
確認する事をおすすめします。
夜にもう一度、その現場の周辺をチェックして下さいね。
周囲の店がしまった途端、空気が一変する所もあるからね。
つまり、
段階を経ないと次には行けないのです。
段階を経ないと。
●●●
僕は大学を中退するまで野球をしてました。
だからこそ、
今から話す事柄には若干の説得力があるはずです。
「どうやったら、そんなに速い球を投げる事が出来るの？」
「どうやったら、三振が減るの？」
こういう質問をされたとしましょう。
その時にですね、
「じゃあ、何故今、速い球を投げる事が出来ないのか」
「何故、三振が減らないのか」
ここを知らずして速い球を投げる事も
三振を減らす事も出来んのですわ。
極論を言えば、
ここを知る事こそが、
速い球を投げる事、三振を減らす事の第１歩、
いや、その人のセンスによっては
ファイナルアンサーになり得る場合もあるんです。
順序があるんです。
段階があるんです。
「どうしたら彼氏が出来るかなぁ？」
と聞かれた場合に
適当にあしらうならば、
「コンパとか行けば？」
「紹介サイトに登録したら？」
「誰かに紹介してもらえば？」
etc....
かなりの数を答える自信があります。
適当にあしらうならば。
適当ならば。
でも、
本気でその子に彼氏を作らせてあげようと
思ったら、
「じゃあ、何故今、彼氏がいないのか」
「何故、彼氏が出来ないのか」
ここに触れない訳には行かないんです。
そこにこそ、
彼氏が出来ない理由も、
彼氏を作る事が出来る理由も
あるから。
そこにこそ原因があるから。
それを知る事が第１段階の第１歩目なんです。
ところが、ここに触れようものなら
襲われたかの如く抵抗を示す方が多数なんですよ。
で、僕自身も別にその方に彼氏を作る事が
仕事ではありませんし、
お金も頂いてませんから責任がないんですよね。
で、
「ほんなら別にエエか」
ってなるんです。
問題は問題のまま放置ですわ。
「彼氏が欲しい」って事と、
「じゃあ、何故今、彼氏が出来ないか」
を知る事は同義じゃないですかね。
速い球を投げようと思ったら、
何故、現状は速い球を投げる事が出来ないかを
知る必要があります。
『体が開いている。力が逃げている。
肘が下がっている。
踏み出した足の支える力が弱い。
下半身が弱い。
そもそも背筋力が弱い。
見本にしている対象の投手と自分では
タイプが違いすぎる。参考にならない』
たくさんあるわけです。
ここは指摘されたくない。指摘されると耳が痛い。
イラッとする。自尊心が傷つく。
自分のやり方を否定されて不快。
まぁ、
こちらの指摘をブロックする壁の要因なんて
この程度の驚くほど単純なものが原因です。
『正論は時に人を傷つける』
人と接する時には、これを自戒の念として
これでも注意を払ってる僕です。
僕には言えない心の傷や、心の闇。
それらに関する部分が僕の言葉を
受け容れない理由だと感じたら、
僕も察して撤収しますよ。
僕の扱える範疇じゃないもん。
ところが、前述の
「どうしたら彼氏が出来るかなぁ？」ちゃん達は
そういう深いレベルが原因では決してないんですよ。
細かく書きませんが、それは本当に。
そういう場面に接した時に僕が強く感じるのは、
「私、自分は変えません。
で、その上で彼氏が出来る方法って
なんかあります？」
という軽薄でナメたものなんですよね。
根本原因を知らずして特効薬ばかりを求めても、
何も変わらんのですけどね。
『絶対に自分は変えるな！！
～ラクして彼氏を作って年商１００億～
累計５０万部突破！』
そんな中吊り広告を見たら、
５分後には書店に居そうな連中ですね。
●●●
「とにかく子供が欲しいんよね。」
「結婚したい！とにかくしたい！」
よく聞いた覚えがあります。
こういう言葉。
でも、
「とにかく母親になりたい！！」
「奥さんになりたい！とにかくなりたい！」
と聞いた事は一度もありません。
でも、
子供が出来る=母親になる
結婚する=妻になる
ですよね？
めでたい事のイコールの先には、
しんどい事があるものです。
（これはこれで素晴らしい事なんですよ）
深く哲学的に考えるなら、
一概にイコールで結ぶ必要もなく、
深い意味の追求も可能ですけど、
一般的には子供が欲しいなら、
母親になるわけですし、
結婚するならば、妻になるわけですよね。
大体、僕に恋愛相談を持ちかけて来るレベルですから、
哲学的な回答を求めてる人ではありません。
一般的なわけですよ。
実のところ、哲学的にアプローチしてくれた方が
僕の守備範囲なんですけどね。
まっ、今は置いときましょう。
で、一般的なステージ上の会話として、
「じゃあ、母親としての仕事も増えるね」
とか、
「旦那さんの世話もせなアカンよね」
とか軽々しく口走ろうものなら、
「えっ、何？この人。やだ、辛口」
ぐらいの勢いで態度を硬化させる人も居たんですよ。
過去には。
俺は悪者みたいなね。
で、こういった、
そうですね、う～ん、
「困ったちゃん」
と呼びましょう。
「困ったちゃん」と接した後には
相談に乗ったのに悪者にされて、
ひどく不快なんですよ。
で、もう一切の相談は乗らんと。
そうなったわけです。
そして、不快感を残したまま
僕の心でくすぶってたんですよね。
「で、何よ？あいつらって。
あの困ったちゃんって。こっちが被害者じゃ！
ダライラマとマザーテレサとガンジーでも俺と同じ気持ちじゃ！」
みたいなね。
ほんと、
マザーテレサでも不快感でスーパーで
菓子パンに針を刺すレベルですわ。
でね、結局思うのが、
「どうしたら彼氏が出来るか」
の前に、
「今の自分を認める事」
を求められてるんですよ。
「認める素直さ・受け容れる素直さ」
つまりはこれらを問われてるんですよ。
それを認める作業って辛いですよ。
そこにカッコいい自分は大概いませんからね。
僕のフリーター時代に、
ビジュアル勝負では劣る女の子が職場にいました。
僕に常々、
「彼氏が欲しい、恋愛がしたい」
と言っていたその子に言ってあげたかったのは、
「髪の長さが中途半端。
ベリーショートにして、明るく染めてごらん。
ピアスも少し多めにしたら？
どパンクじゃなくて、少しパンクにしてごらん。
表情が寂しいねん。貧乏臭いねん。
だからこそ、化粧をきちんとしようよ。
色気がないねん。お前とはセックスしたくないねん。
だからこそ、せっかく細いねんから、
重いロングスカートはやめたら？
声小さいねん。語尾濁すなや。姿勢良くしろや。
貧乏くささに拍車かけて、どうすんねん」
もちろん言ってませんよ。
でもね、その子に
「自分を認める素直さ」を感じたなら言えたかも。
その子との普段の関係性からも言えたはずです。
そうすれば絶対に恋愛成就させてあげた自信あり。
そうすれば可愛い子だったから。
恋愛に関しては、
その時点で結婚、離婚まで経験してた
僕の視点の方が、
２５年間、一人の彼氏もいない彼女の視点よりは
的確だったと思います。
ついでに暴言吐いていい？
異性とつき合った事も無いくせに、
結婚したいとか厚かましいんじゃっ！！
キャッチボールした事ない奴が、
メジャーリーグ夢見てんじゃねぇよ！！
現状に詰まって相談してるんやろ？
お前だけでは無理やったから相談してるんよね？
全部預けてしまうくらいの馬力と覚悟で
自分の細胞ごと運気変えてみろやっ！！！
そのつまらん意地かプライドかしらんけど、
それが大事なら、
それと結婚しろやっ！！
俺から見たら、彼氏よりも結婚よりも
大切な物に見えるけどね～。
その、しょーもない壁っ！！
壁と結婚する世界初の女やな。
壁と結納！！壁と新婚旅行！！
壁と子作り！！
すみません。何かが憑きました。
咳と汗が止まりません。すみません。
ちょっとだけ水飲ませて下さい。
●●●
もう終わるからね。
もうちょっと待ってね。
冒頭の金魚すくいの女の子。
彼女のニュースを見て、
すぐにある女の子の顔が浮かびました。
うちのブログでも、たまに登場する
僕の妹分、ちっひーちゃん。
もう１０年のおつき合いです。
この子と出会って間もない頃、
「兄ちゃん、私な。子供が欲しいねん」
って言ったんです。
その頃は、
この子から母親になれそうな強さの欠片も
感じませんでした。
でも、家庭での色んな出来事や
卒業して就職して転職して。
そんな流れの中で、生きて行く事が、
「少しずつ上手に」
なって行ったんですよね。
まず目の前にある事に向き合う。
よく考える。調べる。相談する。
相談したらしっかり話を聞く。
やってみる。
その様子は階段を少しずつでいいから、
自分なりに工夫して上って行く姿にも映りました。
それがベースにあるからこそ、
「兄ちゃん、ちょっと相談あるねん。」
という、妹の頼みも気持ち良く聞いてあげる事が出来ました。
２週間前かな？
お母様と今年生まれた子供ちゃんと
３人でご来店。
ちっひーちゃんが、子供を抱く姿は、
キラキラして眩しかったです。
ちょうど西日が店内にも射して、
映画みたいなワンシーンでした。
彼女はガッツと明るさと素直さで
夢を勝ち取ったようにも見えました。
色んな経験をして、母親になる強さを備えた頃に
超キュートなベイビーを授かった気がします。
苦労も多かったからね、彼女。
店の入り口から３人を見送った際に、
ベビーカーを押すちっひーちゃんの背中を見て感じたのは
「逞しさ」。
その後にスタッフちゃんに対して、僕の口から出た言葉は、
「これがあるから、お店をやってて良かったって、
思えるよね。感慨深いね」
偽らざる僕の本音です。
命は１個しかないから大切にしないといけませんよね。
でも人生って１回じゃないからこそ、
その都度、自分が問われている意味を考え、
そして気付き、
自分の人生を少しずつでいいから、
より良いものへしていかなくてはなりませんよね。
金魚すくいが少しずつ上達するみたいに。
一つの人生の中でも僕たちは、
何度もやり直したり、
仕切り直したり、再出発できるじゃないですか。
２回目、３回目の人生としてね。
新しい自分の人生として何度でも。
「夢を叶えよう」
「絶対に幸せになろう」
そうやって前を向くたびに、
生まれ変わっては新しい人生を
重ねて行くじゃないですか。
だからこそ、
ちっぽけなプライドやこだわりのせいで、
停滞した人生を変える劇薬になるかもしれない
誰かの助言を聞き容れないなんて
大損ですよ。
初めての知らない土地で道に迷ったら、
外国人観光客に道を尋ねますか？
地元の人に道を尋ねますよね。
レストランで料理に合うワインを知りたい時に、
わざわざ店を出て占いの館に駆け込んで
タロットめくってもらいますか？
ソムリエの方にすすめてもらいますよね。
物事には順序がありますからね。
物事には正しい順序がありますから。
正しい順序で幸せになりましょうよ。
ああ。
あと、ついでに。
人生って、『帰り道』なんですよね。
生まれた瞬間に一番遠い所へ放り出される訳です。
そこから、本当の場所へ少しずつ戻っていく旅ですよね。
僕たちは、それぞれの帰り道で出逢ってるんです。
帰り道です。気楽でいいんです。
でもね、
目的地へ帰る途中で道に迷う事もあります。
知らない場所で道を尋ねたなら
素直に現地の人の言葉を聞き容れたいですね。
その道を自分よりも以前に通った人の言葉や、
その道でコケた事のある人の忠告、
その道で成功した人の助言、
その道のあらゆる特徴を知る人の言葉なら尚更。
あかん。話しすぎてもた。
もう消えます。
幸せになってね☆
「〜マスコット犬のモモ肉
