「児童に暴言や体罰繰り返す 特別支援学級担任の教諭 懲戒免職」(NHK, 2021/9/21)
子どもを支援級にやっている身として、ひとごととは思えないニュース。
とりあえずこの教員は最低だ。39歳と、教師としてベテランといっても
よい歳なのに、「怒りにまかせてやってしまった」って。。。
仕事でイライラしてしまうことがあるのは分かるけど、人として
言っていいことと悪いことの区別くらいつけろよ。おまえが子どもか!
どれだけ深い傷を子どもたちに与えたと思っているのか。
組織としても、かなり問題ある学校だったことが分かる。
早い段階で体罰や暴言を把握していたのに、口頭注意だけで担任継続?
いやいやありえないだろ。支援級の業務を特定の教員にだけ押しつける構造が
日常的にあったのではないか?この教員が支援級の業務について誰にも
相談できず、孤立していた可能性もあるだろう。
特別支援級の子どもの障害特性は千差万別で、だからこそ教員には
高い専門性や倫理観が求められる。適切な専門的訓練を受けられる機会をしっかり
教師に与えて、組織としても風通しをよくして、業務のシェアや情報交換・相談を
気軽にしあえる職場にしていかないといけない。そうしないと、同じようなことは
いつまでも繰り返されてしまうだろう。犠牲になるのは、いつも弱い立場の
子どもたちだ。