ついに迎えた第100回東京箱根間往復大学駅伝競走。まず初日の往路、無事23チームすべてがフィニッシュしました。ハイペースの展開に食らいつき往路を制したのはフレッシュグリーンの青山学院大学!!

 

 

 

  優勝争い

 

1位 青山学院大学

2位 駒澤大学 +2:38

3位 城西大学   +3:17

 

 

序盤は完全に駒大の流れだった。1区篠原が出雲駅伝と似たレース展開で区間賞を獲得。鈴木も終盤まで後続を引き離す走りだった。しかし1区をしのいだ青学大が2区黒田で詰め寄り、3区太田が佐藤を交わして首位へ。4区佐藤がじわじわと駒大山川を引き離し、5区若林が区間記録を更新して悠々と2年ぶりのフィニッシュテープへ!駒大金子も相手が見えない中食い下がったものの2分38秒の差がついてしまった。

 

城西大は1区野村が区間3位で滑り出すと、齋藤・キムタイが上位争いをキープ。4区山中が後続を寄せ付けずに粘ると、5区山の妖精山本唯が今井正人さんの記録に肉薄。上位2校も好走したので及ばなかったものの往路最高順位は更新。復路へ良い流れを生んでくれた。

 

 

2分半差は大きい。青学はかつて勝ち続けてきたころ同様6区7区から攻め続けて安全圏に逃げ込むでしょう。対する駒大は6区に昨年区間賞の伊藤を起用するか。ここで1分詰めて、7区からもじわじわ追い上げて…という流れが理想か。あとは10区に安原などを入れるだろうか。城西大は3位キープが現実的な目標だが、まだ駒大の背中は見える位置。2位を見据えつつミスなく繋いでいきたい。

 

 

  上位争いへ

 

4位 東洋大学 +7:06

5位 早稲田大学 +7:52

6位 國學院大學  +8:54

7位 創価大学  +9:55

 

東洋大は2区梅崎66分台の好走からうまく流れ、単独走が多い状況ながら4位をキープしてフィニッシュ。早大は一部主力が起用されなかったが、おそらく代役の3区辻が区間7位で粘り2区山口の作った流れを守る。5区抜擢の工藤が区間6位で前年並みの成績に。國學院大は1区伊地知が後半失速したものの2~4区が区間3~4位で取り返す。5区上原が失速したものの後ろの争いには巻き込まれない位置で耐えることができた。創価大は序盤最高の流れだったのだが、3区山森が区間19位、4区野沢が区間15位と流れに乗れず。5区吉田も体が動かずに一斉スタート回避がやっとという状況に。

 

 

 

  シード権争い①

 

8位 大東文化大学 (11位まで) -1:35

9位 法政大学  -1:17 

10位 順天堂大学   -0:02

11位 国士舘大学 (10位まで) +0:03

12位 帝京大学  +0:06

13位 中央大学  +0:18

 

大東大があまりにも予定通りのレース展開で不気味なのだが…。「往路平地は耐えて」という真名子監督の言葉通り、4区までは全て区間二けた。この時点で総合14位。しかし成長を見せた5区菊地が区間4位の好走で6人抜き!一気に流れが変わってきたね。法大も似た推移。5区細迫が過去最高の区間8位で往路一桁。両名のフィニッシュ後の抱擁に胸が熱くなった。

 

順大は浅井が2区中盤で流れが危うくなりかけたが、後半盛り返して4区吉岡も区間8位。まさかの抜擢5区石井がシード権内に押し上げた。国士大は例年と異なりじわじわ順位を上げる展開。しかも広範囲向かうにつれて区間順位も向上。3区生駒、4区西田が区間中位でまとめると5区山本雷が区間7位!あと一歩でシード権内というところまで追い上げた。帝京大は難しい2区を山中が耐えると、1,3,4区は一桁順位にまとめシード圏内を疾走。5区尾崎やや失速したものの踏みとどまった。

 

問題は中大。どうやらエントリーメンバーのほとんどが体調不良に陥ったようで…。これ以上は苦しいというところ、4区湯浅が区間3位で必死の巻き返し。5区山﨑も食らいついてなんとか13位までは巻き返した。

 

 

  シード権争い②

 

14位 駿河台大学  (10位まで) +0:34

15位 山梨学院大学  +0:48

16位 東海大学  +1:16

17位 立教大学  +1:20

18位 中央学院大学  +1:25

19位 日本大学  +1:34

20位 東京農業大学  +3:16

 

いやぁ…まさか駿河台大がここまで追い上げて来るとは…。1区レマイヤンはやや不発。2区で耐えきれずにこのまま後退するかと思いきや3,4区が粘り5区倉島が区間5位で5人抜き!シード権までわずか34秒とした。山学大もWエースが伸び悩み、中盤も落ち込む中5区弓削が区間11位と奮闘。東海大は5区で落ちたもののシード権ボーダーからは離されず。立大は3区、中学大は4区で見せ場を作った。そして日大は3区で4位に浮上する大健闘!4,5区で後退したもののシード権までは1分半とここまでは戦えている。農大は前田を欠いたのが響いた。とはいえ高槻並木のWエースで2区終了時に7位と奮戦。

 

 

  一つでも上へ

 

 

21位 日本体育大学

22位 神奈川大学

23位 明治大学

 

勝負から弾き出されてしまった3校。いずれも区間20位以下が3区間出てしまった。非常に苦しい往路だったが復路は16校での一斉スタート。仕切り直して前を追っていきたい。

 

 

  シード権争いは?

 

8位 大東文化大学 (11位まで) -1:35

9位 法政大学  -1:17 

10位 順天堂大学   -0:02

11位 国士舘大学 (10位まで) +0:03

12位 帝京大学  +0:06

13位 中央大学  +0:18

14位 駿河台大学  +0:34

15位 山梨学院大学  +0:48

16位 東海大学  +1:16

17位 立教大学  +1:20

18位 中央学院大学  +1:25

19位 日本大学  +1:34

20位 東京農業大学  +3:16

 

 

7位より上はひとまず安全と見ます。ただし8位から19位の12校が3分06秒にひしめき合う状況。また10位から19位で見ると1分34秒。ここまで固まるのは近年ではかなり珍しいのでは?(87回大会以来の混戦模様か)

 

 

この中では復路に自信のある大東大と法大はそのまま逃げていけそう。ともに6区は好走経験者が控えているのもポイント。そう考えると実質一枠をめぐって争うことに。そうなるとシード獲得が濃厚なのはやはり中大。吉居駿は復路に登場しそう。劣勢はいち早く跳ね除けたいし、7区だろうか。順大は復路は耐えることになりそうだが対中大を考えると分が悪い。国士大は往路後半がハマったが復路は厳しい印象。

 

 

二番手は帝京大。恐らく登場するであろう小野や9区にどんとかまえる小林が脅威。6区で集団についていければ面白い。また、東海大も6区でこらえられれば7区に大エース石原が控えている。ここで一気にシード圏内へ突入することもできるかもしれない。また差は離れているが、農大がもし前田を7区あたりに投入できればダークホースになり得る(まあさすがに出てこないだろうが)。

 

 

 

  総合順位再予想

 

 

1位 青学大

2位 駒大

3位 城西大

4位 國學院大

5位 東洋大

6位 創価大

7位 大東大

8位 法大

9位 早大

10位 中大

11位 帝京大

12位 順大

13位 東海大

14位 中央学大

15位 立大 

16位 国士大

17位 山梨学大

18位 日大

19位 駿河台大

20位 東農大

21位 明大

22位 神大

23位 日体大

 

 

取敢えずこんなところで。色々と疲れてしまったのでもう寝ます(応援してるチームの状況からお察しください)

 

 

明日も最後まで皆で見届けましょう!