みなみやはたの散歩道
『石碑の路を歩く・万葉歌碑』(12)
高崎自然歩道「石碑の路」の稜線を金井沢碑方向に西進すると左側に「マップ11番」の万葉歌碑がある。ここからは、北に榛名山、南に奥多野、秩父の山々の眺めが眺望できる。
≪碑文≫「妹をこそ相見に来しか眉引(まよび)きの 横山辺(へろ)のししなす思へる」
万葉巻14-3531 山本聿水書
《大意》「妹に逢いに来た、それだけなのに、(眉引きの)横山あたりの獣のように思っているのだなあ」
※万葉集第14巻は、東歌(あずまうた)とタイトルされ、上総・下総・常陸・信濃・遠江・駿河・伊豆・相模・武蔵・陸奥などの国々の歌が収録されています。
「マップ11番」から稜線をさらに西進した、高台に「マップ12番」の万葉歌碑がある。
≪碑文≫「利根川の川瀬も知らず直(ただ)渡り 波に逢(あ)ふのす逢へる君かも」
万葉巻14-3418 北村九皐書
《大意》「利根川の川瀬も知らず、まっすぐ渡って、波にぶつかるように出会ったあなたですよ」
歌碑(マップ11番) 歌碑(マップ12番)
石碑の路
※碑文及び大意は「高崎自然歩道ガイドマップ」を参考にしました。マップは南八幡公民館で配布しています。