伝統行事
木部町の百万遍
 
高崎市木部町では、平成27年7月22日()に地域の繁栄や住民の健康を願う恒例行事「百万遍が開催されました。木部町の百万遍は、土用三日目の7月22日に行われますが、前2日も一連の行事として1日目は初会合、2日目は中回向(なかえこう)、そして3日目が本祀で町内巡行並びに会食が行われます。
 
               木部町公民館に於いて町内巡行に際しての打ち合わせ
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                      各役員による阿弥陀仏への焼香
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木部町の百万遍で代々受け継がれているものには、高さ1m20㎝、木造金箔張の阿弥陀如来立像、長さ5m40㎝の大数珠(じゅず)、南無阿弥陀仏の掛軸、それに大小の鉦(かね)があります。
 
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                      大小の鉦を叩きながら町内巡行に出発
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町内巡行は、当番となった組から、70歳以上、最近は人数が減ったので60歳以上の人が出て、数珠、掛軸、大小の鉦を持ちその鉦を叩きながらムラ中を回ります。その際に門々に出ている人々を、数珠や掛軸で撫ぜてやることによって、病が治り、悩み事が解消するなど除災の効力があるとされています。このときの道順も決まっており、途中、お茶といって休息する場所も2カ所が決まっています。
 
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 現在、南八幡地区で百万遍を実施している町内は、「阿久津町」と「木部町」及び「山ノ上天水地区」(平成4年以降はお札のみ配布) の3町内会が実施しています。