◯ミモザのキャスケットの物語
実家の猫です。
トムという名前です。
トムとジェリーのトムからです。
トムソーヤも好きですが、そのトムではありません。
教室の仕事と帽子制作の仕事は両立したいと考えています。
「創る手編み」教室を開講したいと考えていますが、私の発想方法の1つを紹介します。
写真の帽子は2013年のtetoteハンドメイドアワードでファッション部門最終ノミネートされた「ミモザのキャスケット」です。
2013年の応募総数は7,439作品でした。
ファッション部門の最終ノミネートは32作品でした。受賞まではいかなかったですが
ノミネートだけでもとても嬉しかった出来事でした。
なぜなら、
この頃からのブログ読者の方はご存知と思いますが、当時は自作物語をイメージ元にした作品づくりをしていました。
帽子のことだけではない嬉しさがありました。
思いつくままにかなりいろんな物語を公開していましたね(笑)
自分自身は楽しくて仕方なかったですが、
何のブログかわからなくなったし、
文章も上手でないし、このブログとは分けました。
あまり表に出さなくなりましたが
作品の発想は常に想像が元になってます。
想像の物語であったり、音楽聴いて頭の中に浮かぶイメージ画であったり。。
音楽からイメージが浮かんだ花がミモザでした。
そこから広がった想像です。
自作物語の中でミモザが出てくるシーンを下に掲載します。
お正月ですし、いいかなと(意味不明ですね)
へんてこなので、恥ずかしいですが
興味ある方はよかったら。(^_^)
つまらなかったらすみません。
~ミモザのお祭り~
猫のアイボリーはソレイユの国の王女です。
その名の通り、アイボリー色の長い毛とグリーンの瞳の美しい猫です。
隣国トランプの国の猫の剣士スノーとはミモザの花お祭りの時に出会いました。
少し早い春を告げるミモザの花が咲く季節、こんぺい糖の川に橋がかけられ
一年に一度だけ両岸にあるトランプの国とソレイユの国は自由に行き来ができるのです。
アイボリーは橋を渡り、トランプの国側の岸にある一番大きなミモザの木の下でお祭りを眺めていました。
楽しいお祭りを見ながら、思わず歌を口ずさんでいました。
そこへスノーが通りがかり
「この曲、僕も知ってるよ」と話しかけました。
「でもさ、この曲、誰も2番を知らないっていう謎のある曲だよね?」
アイボリーは言いました。
「私は知ってるよ。お母様に教えてもらったの」と言い2番を歌ってみせました。
「どうして君は知ってるの?」
とスノーが聞きました。
「2番はね、ソレイユの国だけに伝わってるの。
あなたはトランプの国の人なのね」
と言いました。
「そうさ、僕はお城の剣士のスノー」
と言いました。
「私は王女のアイボリー」
「君は王女様なんだね」
とスノーは驚きました。
スノーはアイボリーのグリーンの瞳を見つめました。
どこまでも透明なペリドットのような瞳でした。
スノーの胸の奥がキュッとしました。
それが二人の出会いでした。
(続きもあります)