八ヶ岳は僕にとって自分を1周りも2周りも成長させた場
所だと思う。


ただ、一つだけ今でも後悔していることがあ
る。それは「学生の健康管理」。

この3年半でいろいろな
学生を見てきた。腰に重傷をおった子。休むことが許され
なぃ現実。言葉のパワハラで心に傷を背負った子。真っ白
なシャツを来て入学して下さる次世代の革命児。


こういう
ケースがあった。「病院に行くから、家の用事があるから
休ませてほしい」という子がいた。上司はその子に「あな
たが抜けると担当がいない。酪農は365日、あるんだよ
」と言った。



その子はそれ以来、どんなに体調が悪くても
休まなくなった、…発言も控えて、モチベーションが下が
って__….、その子たちが迎える末路は….…



気がついた時には重症、入院、学校休学、ある子は悲しく
て納得いかなくて涙を見せる子が続出した。


結局は、変え
ようと思いながら、教員の僕が「周りに合わせてしまい、
自分の意見を通せなかった。」


心に「これを言うと異端児
と思われクビになる」と思ってしまい、自分中心で物を考
えてしまった。これは史上最大の汚点だ。



「病院に行く」と連絡をもらう時点で私たち酪農チームの
教員は失格です。


※学生を見る観察カ、常に体調面、健康
面を把握してないんです。結局は、酪農の利益、仕事を最
優先してしまった、この結果なんです。


八ヶ岳は伝統もあ
ります。しかし、昔と今の学生を比較してはダメなんです


彼らはこの時代を行きてきた立派な子供たちなんです。
そして、何千、何万とある学校から八ヶ岳を選んでくれた
有難い学生なんです。


まず、「感謝が先なんです」。


「学
生が毎年30~40人も入って来て下さるのは当り前じゃ
ないんです」


「素晴らしい奇跡なんです。」


こを私たち
は忘れていた。その考えをロックオンしてはダメなんです


病気であることを評価してはいけない。その子たちが背
負った図りきれない傷を消すことは難しいかもしれない。




謝罪させて下さい。「何もしてあげれなくてごめんなさい
」。先生はこの経験を無駄にせず、「次のステージで二度
とこんなことが起こらないように、この経験を生かします


最後に‥……僕と一緒に学んでくれた学生へ 「僕に素晴らしいことを教えてくれてありがとう。」


永松健太