夫差の矛・勾践の剣
また図説中国文明史を読んでいました。
今日は3巻「春秋戦国」でした。
またまた感動しながらページをめくっていくと・・・・・・・
キャ――――――――――――――――――――――――!!!!!
こっっっこっっっっこれは!!!
呉越の世界最高技術の証!!!!
左が~
呉王夫差の矛
右が~
男は刀剣類大好きですからね~・・・・・・
って!!!
それどころじゃない!!!!!
この二つは俺の中では実存する世界最高の剣と矛なのです!!
例え尊敬する曹操様のセイコウ・イテンの剣が出てきたとしても、この二本には及ばないでしょう・・・・・
何がすごいのか
確かに使った人二人が世界的に有名な(タブン)勾践・夫差のお二人だから、というのもあります。
でもね・・・・・
この剣・矛の名を天下に知らしめたのはそれだけではないのです。
ちなみに~
この剣と矛はマジ物ですよw
湖北省で発掘された物です。
そして!
この二本は未だに斬れ味抜群!!!
何年前のものと思いますか!!!!?
約2400年前のものですよ!
何故に錆びてない??
その理由は・・・・・
この二本はなんと合金で加工されてコーティングされたものだからです!
勾践の剣の成分は
中央の部分は(剣背)
銅78.16%
錫10.28%
アルミニウム10.44%
その他
となっていました。
そして刃の部分は(剣刃)
銅73.79%
錫18.24%
その他
でした。
発掘されたときこの剣は土中に埋もれていました。
そして出土した時!
四方に光が放たれたそうです!
例えとか幻覚ではなく、光が反射したのです。
錆びもせず、最高の斬れ味で出土しました。
剣の近影です。
左に写る剣、見えにくいですが銀色のような文字が見えますか?
これは右上から
越王鳩践
自作用鑑
(越王勾践が自ら作って用いた剣)
と書いてあります・・・・・って
古代文字だから漢字は違いますけどね
そして剣身に注目!
斜めの斜線がうっすら見えますか?
右に写る剣のほうが見やすいかもしれません。
これも当時の技術です。
なんか作り方が解説してありましたが、イミフでした^^;
簡単に言うと、
何か塗って、文字削って剥がして、炉で加熱したらこうなるそうですw
とにかくすごいのです!
今度は夫差の矛の近影です。
中央のくぼみ、血槽(ケッソウ)というのですが、
斬った後に血がそこを流れていくので錆びにくいという構造です。
この矛にも文様がありますね
そしてまた文字に注目!
今度はさっきより見やすいです
また左上から
呉王夫差
自作用鈼
(呉王夫差自作の武器)
と書いてあります。
こちらの矛は最高の技術の呉越の武器の中で最高の矛と言われています。
要するに世界最高の矛です!
見た時うっとりしてじーーーーっと見てましたw
本当にキレイですよね・・・・・・
前々から存在は知っていたのですが、見たのは始めてでした
まぁ今回は武器の紹介だけで、この二人のお話はまだまだまだまだまだ・・・・・・・
後の方ですw
にしてもキレイ・・・・・・
実用的かつ、キレイなんて・・・・・・
2400年前ですよ!
日本人はまだ石器持ってウホウホ行って動物追いかけてるんですよ!!
しかもそれから600~700年後の稲荷山古墳とかで発掘された剣などなんか・・・・・
日本史の資料集によく載ってますが、ぼっろぼろじゃないですか
っと、古代史になると中国贔屓な俺でした~w
あ、別に古代日本史嫌いってわけではないですよw
逆に大好きですが、中国史にくらべると・・・・・・なだけです♪