最近すっかり元気がなくなってきたうちの犬、毎日の散歩の時は自分の前を元気に歩いていたのが、最近は後ろの方を歩くのが多くなった。現在12歳、人間の歳で言うと70歳くらいだそうだ。そんな事だから仕方がないのだと思っていた。ここサンフランシスコは坂の多い街なので、とくに上り坂はだんだんと元気がなくなったような気がしていた。
それが最近どんどん痩せてきた。胸のところに袋のような物ができてぶらぶらしてるので、癌にでもかかったのかと思ってペットホスピタルに連れて行ったが癌ではなかった。ただの脂肪のようだった。この犬はうちのワイフにいつもぴったし張り付いている犬で、散歩以外はワイフが面倒を見て可愛っている。
やせ細ってしまったオスカー。体重が30%以上も減ってしまった。
それが最近すっかりやせ細って肋骨が浮きだってきて、水をよく飲み、夜中に何回もピーピー(小便)に行くようになり、ワイフもその都度庭に出さなければならないので、寝不足になってしまった。
そんなある日、どうも様子がおかしいので、かかりつけのペット ホスピタルに連絡したらプープー(糞)を持ってくるようにと言われて持っていった。数日後に結果が出たと言うのでペット ホスピタルへ行ったら、なんとダイアベティク(糖尿病患者)と診断された。体重が33ポンド(15キロ)くらいあったのが5キロ、三分の一減っていて、10キロくらいになっていた。これでは調子が悪いわけだ。これが人間なら60キロある体重が40キロになってしまうのだから、大変のことだ。
結果が出るまでの検査が400ドル、もう人間並だね。オレたちは65歳になるとメデケアという老人保健がもらえるから医療保険が利いてぐっと安くなる。犬にはそんなものはないから、人間よりずっと医療費が高くなる。バカみたいな話だが、ウチの犬は娘がスーパーの前にそわって籠に入れた子犬を売っていた昔風に言うとヒッピー風、悪くいえばホームレス風のおばさんから40ドルで買った犬だった。
これが値段の張る犬なら1頭5000ドルとか、そういう犬なら、400ドルの診察料も高くはないだろう。うちのワイフの妹の住んでいる隣の家にいる黒のラブラドール犬がいるが、かなりサイズも大きく、いかにも値段が高そうな、貫禄というか気品というか普通の犬と違った容姿があったが、あの犬いくら位するんだろうな? と聞いたら う〜〜ん 5−6000ドルはするだろうと言っていた。そうだろうな素人が見ても、 そうもありなん と思った。ブラック ラブラドール 美しい犬だと思った。庭も1エーカー(1200坪)は運動に必要だと言っていた。時々プール付きの庭を駆け巡っている。
ダイアビーテスという診断がおりたので、ペット ホスピタルに行ってワイフが今度は190ドル払って、犬用の? インシュリン注射セットと飲み薬約2ケ月ぶんもらってきた。朝晩1回ずつ計2回注射を犬に打って、ハムに包んだ薬を飲ましている。
もう人間なみだね、そのせいか犬も元気が出てきた。散歩もそれ以来元気に歩いている。
庭の椿も今は満開に咲いてます。私も血糖値が高く朝晩薬を飲んでます。相変わらずプールで毎日のように1000メートル泳いでますが、それで血糖値をコントロールしてます。