辺境の地で蟹をごちそうになる。プント サンカルロス バハ カリフォルニア半島。 | gozira hunterのブログ

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上の蟹の爪。英語ではたぶんロッククラブ。硬い爪を割って食う。部落を訪ねたら、漁師が湯がいたのを鍋ごと、すぐに持ってきてくれた。親切だね。ツキムラくん、もう夢中で、うめ〜うめ〜と言いながら後は無言でむさぼり食い、鍋に入ったのを全部平らげてしまった。この男普段ろくなものを食っていないんだな〜と思いたくなるな、独身で年収2千万円以上稼いでいるというのに、なんだ日本では普段ラーメン、ライスきり食ってね〜のか、なんて言ってやるが、、、。ここメキシコで、なにを食っても、うめ〜うめ〜と言っていたな。たぶんメキ飯が合うのだろう。

 

おい、トラックに残っているビールもってこいや。まだ5〜6缶アイスボックスにあったろう、漁師に飲ませてやれ、もう明日はメキシコ最後の日だから、残ったソーセージやベーコン、缶詰、サルサ ソース、トロテーヤなどと、古着も一緒に置いてきた。物々交換。日本メキシコ親善大使?

 

 

 

地元の漁師、昨日と今日は風が強くて漁に出られない、、といってリラックスしていた。天気なら前に来たときのように船に乗せてもらったが。魚もよく釣れるところだ。

 

 

 

 

  

 

バハ カリフォルニア半島をアメリカサイドから入っていくなら、まずサウスオブザボーダーボーダーを越えると、すぐにテファナの町があり、そこから海岸線をいっきに南下すること数時間でエンせナダの町がある。バハ半島はこの町が最後の大きな町で、その後南下を続けても大きな町はない。最後の突端のカボ サンルーカスまでは、埃っぽい小さな町がバハ カリフォルニア1号線沿いにぽつぽつと点在しているだけだ。

 

テファナから車で走ること360キロ、エル ロザリオという名の小さな埃っぽい町に着く。この町までは海岸線を走るが、ここから山道に入る。道路は険しく時々ガードレイルもない2車線の狭い道が続く。そこにアメリカ製のでかいトラックが、道幅いっぱいに突っ込んでくる。今回一緒に行ったツキムラくんに運転を変わるたびに コエー  コエー、ヤバイ ヤバイと大声で叫んでいた。とにかく道幅がない、路肩の下が深く切れ込んでいる道路が多い。踏み外したら、ごろごろドって〜〜んと谷底へ転落も考えられる。このあたりはやばいドライブコースだ。トラックにキャンパーが積んであるのだが、オートバイ乗りの彼は車線の変更をさっと切るので、キャンパーの重みがあるので、車がふわりとする。そんなわけで運転を変わっても、今回はずう〜〜とゆっくりと安心して車の中で眠ることができなかった。風景もサボテンばかりの景色が続くと、次に出てくるのは、でかい石ばかりがゴロゴロと岩と一緒になって両サイドを埋め尽くしている風景がつづく。これぞバハを感じさせるドライブだ。このブログを読んでくれている皆さん。ぜひバーケーションをバハ半島を走ってみてください。荒っぽい景色と素朴で親切な人達に会いますよ。必要でしたら、私メがアドバイスしてあげます。

 

 

 

 

エル ロザリオからしばらく南下すると プント サンカルロス という標識がある(上の写真)そこから未舗装のがたがた道を土煙をあげて走ること約2時間、なんの標識もないが、今回は2回目であまし不安はなかったが、前に来た時は1時間あまりまったく対向車がなかった。合った車はたったの一台、今回は2時間で3台行きあった。

 

この部落は今回よく数えたが家が12〜13軒、全員漁師だ。9月から解禁する伊勢海老が主な収入源だが漁師の売値が1キロ40ペソ、250円位と馬鹿安い。日本で買えば5千円か一万円くらいはするだろうかな。ここはとにかく安い。

 

 

 

 

 

村の入り口には、その昔使っていたであろう、廃船が村の入り口にならべてあった。

 

 

この錆だらけのトラックは廃車ではない。現役もので、後ろの船を引っ張って波打ち際まで行って船を下ろす。

 

 

こういった、ろくに地図にも乗ってないような村を尋ねるのは、多少の勇気がいるが、行ってみればそこには、単純な村の生活があり、村人達は親切に迎えてくれるし、この世の楽園。電気も水道もない。とにかく静かだ。風の音、海の潮騒くらいきり聞こえない。メキシカンの若い漁師が言っていたな、ここは良いところだ トランキーロ(静寂)だと。詩的な表現だね。