サンフランシスコの犯罪地帯。 | gozira hunterのブログ

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もの凄い数の逮捕者だ。この日の記録は最高らしく、上の切り抜きのように、たった5時間で50人が逮捕された。平均は1日12人。殆どがドラッグ関連だ。ヘロインなどを主に使用して注射針が腕に突き刺さったまま絶命してるのが、日常茶はんじに起きている。これらのドラッグはいつも死と隣合わせだ。

 

ここはダウンタウンのヒルトン ホテルからほんの数ブロックのあたりに位置している。テンダーロインと呼ばれている地域。昔から少しもかわっていない。このあたりにはレストランなどのビジネスをやったり、家族で住んでいる人達も多いし、学校へ行っている子供もいるが、貧しい移民家族や貧困家庭は安いレントのアパートを求めて仕方なく、住み続けている。真面目に生活をしている人達も多いのだが。

 

昨年はこの地位域だけで600人がドラッグ関連で逮捕され、合計4,000人がその他の犯罪で逮捕されている。狭い地域なのだが、ひどいものだな。サンフランシスコの警察官も忙しい。彼らはいつも危険と隣り合わせだ。頭のおかしいのが多いのだから、いつ銃やナイフで襲われるかわからない。時々危険を感じて銃でキチガイを撃ち殺す、、完全に正当防衛でも。後から殺された者の家族が弁護士を雇って訴訟問題を起こし裁判に持ちこまれたり、ゴタゴタはしょちゅうだ。要するに殺された者の家族は金が欲しいのだ。ドラッグ(ヘロイン)で頭がイカれたのは、ほっておいても死ぬのがほとんどだろうが。警官もこういった事件に巻き込まれると、しばらくは精神的に大変だろう。馬鹿らしいが、これもアメリカの悪い面のカルチャーだな。この国は良い人もたくさんいるんだが、馬鹿もたくさんいるので、困ったもんだ。

 

 

そんなテンダーロインのYMCAジムにアメリカに来てから40年近く通っていた。昔は地下にジムがあり、ウエイトルームには現役のプロレスラーがトレーニングをしていたり、重い革でできたサンドバッグが3〜4本吊るってあり、スピードバッグもあった、元プロボクサーなどがきて、ドカドカ打ち込んでいた。このYMCAジムの近くに、アメリカで一番古いと言われたニューマンジムというボクシングジムがあり、そこからトレーナーが毎週YMCAジムに来てボクシングを教えていた。このクラスを取った時、トレーナーにうちのジムに来て本格的にやらないかとスカウトされたが、当時田舎のカレッジに行っていたので、夏休みが終わればまた田舎に戻らなければならなかったので、実現しなかった。

 

結局このYMCA がクローズされるまで、毎日のように行っていたが、別に危険を感じることもなく、ただうす汚い感じがする街角くらいのイメージだった。

 

ある日、ジムの近くの歩道を歩いていたら、背中にす〜と何かを感じた瞬間、ば〜んと音がして歩道に植木鉢が砕け散った。

頭上を見るとキチガイ顔をした中年の白人女が窓から顔を出してニッタ〜、、と笑っていた。オレの頭に植木鉢を落とそうと狙ったのだ。一歩遅ければ、もろに頭にあたっていただろう。これだけが長年テンダーロインのジムに通っていた唯一の危機一髪のトラブルだった。

 

 

興味のある方は一度このあたりを散歩してみてください。別にどうといったこともありません。薄汚いアメリカ人を観察することができますぜ。