上の赤いジャケットを着たジェームスから電話があり、お~~い、明日は潮がいいから釣りに行こうぜ、自分のランチとフィッシングライセンスを忘れるなよ。朝5時半オレの家に集合。オレの船を出す。もう1人は一緒にアラスカへ行ったポールの3人だ。
朝の早いのは苦手だが、自分のケツを引っ叩き、グズグズせず行けよ、、と自分に言う。行けばいい事が必ずあるんだから。
アラスカからの釣りから帰ってきて、まだ疲れもとれないのに、もう仲間の2人は、これで2回目の釣りを、ここシスコから南に下った、ハーフモーンベイから、船を出す。魚の釣れるポイントは、ハーバーから沖合約6,5マイル、今回はロックコッド、ようするに海底の岩場のあたりを住処にしている根魚で、平均体重は1,5ポンド、700グラムくらいか、この種類もここでは1人のリミットが1日10匹まで、その他はリングコッドは2匹、サーモンも少しは釣れるが、今回はヒットなしだった。
手前のデカイ赤い魚が今回は1番でかかった6,5ポンド約3キロ。
しかし根魚はあまりグイグとひっぱるファイトをしないので、いまいち迫力に欠けるが、けっこう釣れる。朝の7時ころから釣り始めて昼前には3人のリミット30匹は釣り上げる。小さいのがかかった時は捨てる。もったいないな~と思うが仲間はドンケアー、時々サメもかかる。今回は3匹も釣れたが、けっこうデカイが、サメは食わないので、これも捨てる。
今回は2日連続して釣りに出た。なぜなら波が穏やかで釣り日和。北カリフォルニアの海は、海流はアラスカと同じ寒流で冷たく、荒れた日が多い。魚の種類も似たものが多いが、前のブログに書いた、あの馬鹿デカイ、ハリバット(大ヒラメ)はアラスカ独特のものだった。あんなでかいのはアラスカに行かなければ釣れない。
この辺りは水深が約200フィート(約20メートル)けっこう釣り上げるのに時間がかかるし、大変だから、電動りールがあったら楽だな~、、なんて思いながら2日連ちゃんの釣りが終わったが、20匹の魚のうろこを取って、はらわたを取って、半分は頭を落として、残りは頭を付けたままクリーンする。
日本人のオレの友達に4~5人に2匹ずつあげたが、誰も魚一匹おろせないから、まずうろこを落として、頭を取ったのをプレゼント。この魚は煮魚にすると、とてもうまいのだ。調理のやり方も、ついでに教えてやる。その他は3枚におろしてから、皮つきのまま小さく切って、ペッパー、ソルトしてから、小麦粉にビールを溶かしてデープフライ、チップスの出来上がり。時には天ぷらにもする。このロックコッドはうまい。
今日、娘にチャイナタウンで売っている、中華大鍋ウオックを買いに行かせた。これに油をたっぷり入れて頭を付けたまま、1匹をから揚げしてから、中国料理のコーンスターチを使ったあんかけ風、甘酢を作り、パイナップル、ベルペッパー、トマト、オニオンなど入れて、中国料理に初挑戦。リイタイアーしたからこんな事ができるんだな。
魚がまた10匹もフリーザーに増えた。アラスカから100ポンド以上も持って帰って、あっちこちあげたり、料理したりだが、また増えた。
昨日の新聞、今年はサーモンが不漁なので、値段がぐんぐん上がって、1ポンド小売りが$30ドル。レストランでも一皿$30ドルとか書いてあった。安いのはフアームレイズ、油ぎってる養殖サーモン、これなら$19ドルとか。サーモンはけっこう値段の高い魚なのだ。
さ~料理をするか、家のキッチンで。
これも最近の新聞、スポーツマンセクションの切り抜き。
72ポンド、約32キロ弱のリングコッド。釣れた場所はやっぱしアラスカのシトカだ。
こんな記事がサンフランシスコの新聞に出ているのだが、日本人相手の地元情報誌 ベイスポのマネージャーを知っているので電話して、オレのアラスカの馬鹿デカイ、ハリバットの記事を書いて、写真をのせろや、こんなことする日本人は、いないんだから~~と言ったのだが、なぜか出さないな。ダメだね、ベイスポは。