こんなかんじで、ダックデコイもなく、椅子にそわって、わずかな枯草の茂みの近くに。朝早くから3時間、夕刻、日が落ちるまでの約3時間、ひたすら、ダックかギースが頭上近くを飛んでくるのを、のんびりと、しかも、いつでも銃を発射できる態勢でぼんやりしている。この緊張感が、なかなかいいものだ。
この日は1日中雨が降りそうな天気で、空も大地も暗く、今年はエル ニーニョの影響で1月に入ってから雨が三日と開けずに降っているので、この猟区は水で溢れていた。
昼の3~4時間は、キャンパーに戻り、インスタント ラーメンなど食って、昼寝したりする。なぜかキャンプで食う、インスタント ラーメンはうまい。これは日本にいた頃、友達と毎週スクーバタンクを担いで、水中銃を持って魚を追いかけまわった頃も、インスタント ラーメンはオレ達の常用食だった。おかずも、あの頃は、サザエやトコブシなど、よく食っていたな。
ここカリフォルニア州、サンフランシスコから北へ約2時間半の、コルーサ カウンテー、コルーサと言う名前の小さな町があるが、この辺りは昔からダック ハンテングの有名な猟区があり、現在は米を作っている広大の耕作地があり、水がはってある。ここは金持ちや有名人(映画俳優など)が集まる、プライベートのダック クラブもあり、年間のクラブ費が4、000~5、000ドルくらい払い、休暇を取っては、クラブハウスに泊まりこみ、年間数ケ月のダックだけの猟期を楽しむ。ここには、数100個のダックデコイを浮かべて、ブラインドもセットされ、いたせり、つくせりのクラブ、要するに金持ちのスポーツマンの集まりだ。
プライベートの自家用機で猟にくる連中もいる。それでも実際に猟をするのは、せいぜい数週間だろう。数週間で5千ドル。
オレ達の入会しているクラブは、年間約2,000ドルだが、ダックだけでなく、キジ、ワイルド ターキー、ドーブなどの鳥の他に、ワイルドボアー(猪)鹿などもでき、春から夏は池や川、などで釣り、キャンプなど、1年中プライベートの猟区で楽しめる。その他、チャーター ボートで、ロックフィッシや、アルバコアー(ビンチョー マグロ)、メキシコへ釣りの遠征に出かけたりする。
そんなわけで、前回まったく撃っても当たらない、獲れなかった。そして今回は再挑戦、なにしろダックハンテングはオレはビギナーなのだ。
お~~かなりの上空だと思ったが。3~6羽のギースがオレの頭上を飛んできた。これで3回目か、、ドカドカと3連射したら、真ん中のギースが落ちてきた。
これが最初に撃ったギース、かなりデカイ、あとで計ったら4,5ポンド(約2キロ)あった。
その後、ダックも何とか順調に3羽落とした。今回は合計4羽、、ま~ま~の成績だった。もう暗くなる頃だったのと、またもや、トラックのリヤータイヤが、枯草に下に流れていた、泥んこのデッチにはまり込み、4駆でも、自力で脱出できず、仲間が来てひっぱてくれた。そんなわけで、翌日4羽並べて、自宅の庭で写真を撮った。
なんとか、羽もむしって、あまりきれいでもないが、肉にしたので、料理をしようと思うのですが、あまりダック料理の経験がない、ダックはチャイナタウンで、買う方が簡単でいいのだが、さて、鴨鍋かローストか、誰かうまいカモの料理知ってましたら連絡してください。