ここアメリカの子供の教育費は年々上がるばかり、現在平均的な出費が$246,340ドルは1ドル100円計算としても、
2460万円。これはもちろん全米のアベレージだが、1013年に生まれた子供は、インフレーションを計算に入れると$304,480ドル、、もう3千万円を超えてしまう。
アメリカの平均的ミドルクラスの年収は、税金を引かれる前が$61,530 から$106,540の間だ。
高給取りになると$407,820 から $506,610、、が平均収入。
この年収は家族の収入であるから、両親が働く合計もあるし、両親のうち1人だけ働く家もある平均インコム。
もちろんアメリカは広いし州によっても、平均収入も異なるし、物価も違う。
生まれた子供を小学校に行く前の、デイケアーセンターに預けるとしよう。年間の費用が$11,461 にもなる、ここサンフランシスコは物価が高いから、プラス$2,000だそうな。
ここに住んでいる人たちは、毎月子供を預けるのに$1.000ドル以上もかかるから、主婦がパートタイムや、最低賃金の自給11-12ドルくらいのパートじゃ~とても、子供預けて仕事をする気になれない。
もちろん、チャイナタウンなどには、安いところもあるらしいが、安心はできない。
こういうところに預けると、子供が最初に覚えるのが中国語、金持ちの家庭でラテーノの子守を雇って毎日子供の面倒を見てもらう、この子供の両親は仕事に、金もうけに忙しい。その結果、子守が、スペイン語で毎日小さな子供に話しかけるので、最初に覚える言葉が、自然にスペイン語を話すようになってしまう、、というエピソードもある。
それでは貧乏人はどうする、年収2万4千ドル以下の家族である、黒人やラテーノは圧倒的に、このクラスが多いが、こういった人たちは、子供の面倒は、だいたい、お婆さんが見ることになる。
うちの店で働いいていた20代のラテーノの娘は、自分の親父の顔を知らないと言っていた。この娘もお婆さんと一緒に暮らしていた。今は他に移って働きながら、学校に行っている。元気のいい明るい、可愛い娘だった。
しかし、いろんな生活があるが、みんなそれぞれ、何とかやっていけるのも、またアメリカだろう。
軍隊に入り、兵役が終われば、GIビルがもらえる、学費が無料になる、、または軍隊に残って勉強をする。親に金のない子供は、それなりに、努力をして学校に行くこともできる。
今のアメリカ人は収入の30-33%が家のローンに、18%が子供の教育費に行ってしまう。もう普通の家庭の親は余裕がない。親は子供の犠牲になる、と、いうこともいえるのだ。
親は休暇も、なるべく安い費用の国内旅行、着るものも、ブランド品は買わず、安い輸入品で我慢してるのだそうだ。
1960年代までは、平均的アメリカ人は、55歳でリタイアー、夫婦で車やキャンパーで全米、カナダ、メキシコなどを旅をして、長い休暇を楽しいんでいたものだった。本当にスーパーリッチの国だった。
どうにも、普通のアメリカ人は、今後将来、生活がよくなることは、まずないだろう。