歌舞伎俳優の市川海老蔵さん(32)とフリーキャスターの小林麻央さん(27)が29日、東京都内のホテルで婚約発表会見を開いた。市川さんと小林さんがそろって公の場に登場するのは初めて。市川さんは薄いグレーの色紋付き、小林さんはピンクの着物で登場。海老蔵さんが「婚約と結納をさせていただきました。まだまだ未熟な二人ですが、今後ともよろしくお願いします」とあいさつした。麻央さんは一番心に響いたプロポーズの言葉は「『来世も再来世も一緒にいよう』と言われた時はうれしかった」と明かした。
【写真特集】市川海老蔵さん、小林麻央さんが初のツーショットで登場した婚約会見の模様
また、婚約の食事会で同じ衣装で登場した二人は、海老蔵さんが「初めて振り袖を見たときは、可愛いなと思いました」とのろけると、麻央さんも「すてきだなと思いました」と話した。海老蔵さんが3.3カラットの婚約指輪をはめてあげるときを振り返り、「恥ずかしい、照れくさい、どうしたらいいか分からない。忘れられない一瞬だった」と幸せそうな笑顔を見せた。海老蔵さんの「一生愛し続けます」という発言を聞いた時、麻央さんは「恥ずかしかったけど、うれしかった」といい、「頼りにしています」と語った。挙式は検討中だが、7月ごろを目指しているという。麻央さんはレギュラー出演している「NEWS ZERO」は3月で卒業し、その後も仕事は続けたいという。
市川さんと小林さんは09年11月19日、交際報道後、書面で婚約を前提にした交際を発表。12月24日に結納を交わした。市川さんは11月25日に行われた新橋演舞場初春花形歌舞伎の制作発表会見で「すごく純粋な方ですね。そこが僕としては一番引かれました」などと話していた。
市川さんは77年12月、十代目市川海老蔵(現・市川團十郎)の長男として生まれた。83年に「源氏物語」で初お目見えし、85年に七代目市川新之助を襲名、04年に十一代目市川海老蔵を襲名した。03年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」で宮本武蔵を演じた。
小林さんは82年7月生まれ。03年に情報番組「めざましどようび」(フジテレビ)のお天気キャスターとして芸能界入りし、バラエティー番組やドラマに出演、現在は報道番組「NEWS ZERO」(日本テレビ)でキャスターを務めている。姉は元TBSアナウンサーの小林麻耶さん。