<X JAPAN>総工費5億のMV撮影でLAに“6人”集結 ハリウッドをライブ会場に | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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ロックバンド「X JAPAN」が、リーダーのYOSHIKIさんが住む米ロサンゼルスに集結、“6人”での米国進出第1弾として、映画「SAW4」のテーマ曲「I.V.」など5曲のミュージックビデオ(MV)の撮影を進めている。9日(日本時間10日)にはハリウッドにある複合施設「ハリウッド&ハイランド」に設置した特設ステージで、「Jade」など4曲の撮影を行った。同施設でMVが撮影されるのは初めてという。

【写真特集】ハリウッドで行われたMV撮影の様子

 施設は、スターの足形などで有名な「グローマンズ・チャイニーズ・シアター」があるハリウッド大通りに面し、アカデミー賞授賞式が開かれる「コダック・シアター」がある観光名所。混乱をさけるため、日本のアーティストの撮影では初めて片側2車線の道路の1車線ずつが封鎖された。

 撮影は午後4時から約6時間半をかけ、クレーン3台、ヘリコプター、ステージ上などさまざまな角度から行った。「Jade」ではドラムセットの後ろに2本の巨大な火柱が立ち、「Rusty Nail」では300発の花火が打ち上がる映画顔負けのド派手な演出。ドラムセット横には、「イエローハート(黄色ベースに、赤いハート模様のもの)」など亡くなったHIDEさんの愛用ギターを、曲ごとのイメージに合うものをとメンバーがセレクトし、それぞれ4本が設置された。

 YOSHIKIさんは09年7月の頸椎(けいつい)手術後初となるドラム演奏、ボーカルのTOSHIさんも09年秋に体調不良でダウンしていたが、天に届くような気迫あふれるパフォーマンスを見せた。駆け付けたファンも「派手な演出はXらしい」「YOSHIKIさんの元気な姿を見られてよかった」などと再始動を喜んでいた。

 ステージは、高さ約20メートル、幅が10メートル、奥行きは10メートル、うち奥行きの2.5メートル部分がビルからせり出し、床部分は下をのぞくことができる透明なデザイン。ステージから天に向け青、白、緑など色とりどりのレーザーが光り、空からは黒の機体に赤で「X JAPAN」と描かれたヘリコプター2機のサーチライトがメンバーを照らした。集まったファンは、左右の手を頭上で交差させる「X」ポーズで歓迎し、ハリウッドの街はコンサート会場のような盛り上がりに。周辺には、公式サイトなどを見て国内外からファン8000人が集結し、約8カ月ぶりに集まったメンバーに声援を送った。制作スタッフのジョーイさん(29)は「こういうステージ作りは初めて。作っていて興奮した。構想が(米国の)『KISS』に似てるね」と話し、撮影を食い入るように見つめていた。

 YOSHIKIさんは最後に収録した「ENDLESS RAIN」の撮影前、ビルの下や後方、向かいのビルで見つめるファンに「来てくれてありがとう。今日はずっとHIDEも一緒だったよ」とあいさつ。ピアノを弾くシーンの撮影では涙を見せる場面もあり、撮影後は「小学生の時、(ボーカルの)TOSHIとバンドを結成し、初めてバンドでやった館山市民センター(千葉県)からここまで、夢を追ってきた。いま、ハリウッドのど真ん中でやっていると思うとジーンときちゃった。やっとスタートラインに立ったばかりと思うんですけどね」と“6人”で刻んだ新たなステージを感慨深げに語った。総工費は約5億円。火薬や火などを使用したため、映画などと同様、市や警察署、消防署に許可を取り、800人以上のスタッフが参加する大がかりなものだった。

 92年8月、ニューヨークの「ロックフェラーセンター」で世界進出会見を開いてから約18年。この間、ボーカルのTOSHIさんが脱退(現在は復帰)、バンドの解散、HIDEさんの死、再結成など激動の中を駆け抜けてきた。

 YOSHIKIさんは撮影後、「X JAPANのデビュー前は、激しい音楽をやるバンドはバラードをやってはいけないといわれたりした。でもロックは元々自由だったはず。撮影では(『Rusty Nail』のような)激しい曲、ゆったりとした(『ENDLESS RAIN』のような)曲を一緒にやったことで、ファンが歌う姿などを見た友人から『Xってどんなバンドなのか分かった』と言われた。一つまた壁を打ち破れた気がします」と、静と動を併せ持つ魅力を伝えられたと手応えを感じたよう。

 MVは演奏シーンをメーンにした「I.V.」のほか、09年5月の東京ドームで初披露された「Jade」、ヒット曲「紅」、「ENDLESS RAIN」の4曲については、映画と見間違えるような凝った演出がされ、さらに4作すべて監督が異なる力の入れよう。選曲については「世界に出れば『紅』も『Rusty Nail』も新曲。『Xはすごいことをやるやつ』という名刺代わりになればいい。(5億円は)ものすごい高い名刺ですけどね」と笑い、「Jade」でオオカミ男を演じた初演技には「恥ずかしかった。自分はロックスターだけど、アクターじゃないと(スタッフらに)言っていた」と苦労話も語った。またブロードウェー通りにある100年以上の歴史を持つ劇場「ロサンゼルス・シアター」で、ベッドシーンの収録をした際、スプリンクラーが作動し、天上から黒い雨(古い建物のため水が濁っていた)が降ってきたといい、「消防車も来たし。何で無事にいかないんですかね、Xって。本当に無事に終わってほしい」と肩をすくめた。

 心配された首の状態は「正直痛いです。手術、本当は前の手術、フュージョンという骨と骨の間を固めるのをやりましょうと、今も言われてるんですね。でも2年ぐらいしたら、避けられるかもねといわれている。(撮影では)なるべく激しくやらないよう、コルセットも付けて撮影しました。(自分の)体は破滅に向かってる。最大限にいたわって、(活動の)目標は2年。少しずつ伸ばせればいい。あとメンバーの健康問題もある。(のどが悪いTOSHIさんについては)精神的なもの。僕で支えになるなら。幼なじみは幼なじみですからね。今回のことでバンドらしくなった。昔はガラスのように飛び散ってしまえばいいと『瞬間の美学』を言っていたけど、同時に『続ける美学』もあるのかなと。(ファンを見ていると)やらなきゃいけない使命感にかられる」と力を込めていた。

 今後は8月6~8日にシカゴで7万人が集まる音楽フェスティバル「ララバルーザ」への出演依頼があると明かしたが、「言ったからにはやらないと。(やると)言っちゃうとオオカミ少年になるからイヤ。全部決まって、体も大丈夫になったら言いたい」とライブ活動再開にも意欲を見せた。制作中のアルバムについては「順調にレコーディングが進んでいる。『Jade』もバージョンアップしてます」と言い、現状は入っていないHIDEさんの音源について「『I.V.』のときのように最後に重ねるかもしれない」とファンにうれしいアイデアがあることを明らかにした。

 09年5月に発売し、22万部を売り上げた書籍「YOSHIKI/佳樹」(角川書店、小松成美著)が27日から、台湾、香港で中国語(繁体字)での出版が決定。韓国、中国、アメリカでも出版が準備されている。


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