韓流スター、ペ・ヨンジュン出演の次回作として取りざたされていたワインをテーマにした日本の人気漫画「神の雫(しずく)」(原作・亜樹直)の韓国でのドラマ化が事実上白紙化されたことが5日、明らかになった。韓国メディアが伝えた。
ペ・ヨンジュンが筆頭株主のメディアコンテンツ会社「キーイースト」が2008年8月に出版元の講談社とドラマの版権に関する契約を結び、09年後半に放映することを目指していた。ペ・ヨンジュンもワインの勉強をするなど意欲的だったという。
しかし、韓国ではドラマや番組の中で特定商品のラベルなどが映る間接広告を規制しており、神の雫のドラマ化は困難という。韓国メディアなどによると、キーイースト側はこうした規制をクリアするためにさまざまな方法を模索したが、ワインの銘柄を出さないストーリー展開は事実上不可能という結論に至ったという。
神の雫は韓国でも200万部の売り上げを記録し、ワインブームを後押しした。主人公のライバルとして登場する天才ワイン評論家は、ペ・ヨンジュンをモデルに描かれたとされ、ペ・ヨンジュンはこの評論家の役を演じるとみられていた。