引退した歌手、山口百恵さん(50)の多くの歌を手掛けた作曲家で歌手、宇崎竜童(63)が12日、都内で開かれたDVD-BOX「ザ・ベストテン 山口百恵 完全保存版」(16日発売、5枚組)の発売記念イベントで、1カ月半ほど前に百恵さんと約29年ぶりに再会したことを明かした。1980年に結婚して表舞台から完全に退いた伝説的歌手の近況が、公の場で明かされたのは極めて異例だ。
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「29年ぶりに会ったんですよ!」
TBS系「ザ・ベストテン」の司会だった黒柳徹子(76)とイベントに登場した宇崎は、1カ月半ほど前、妻で作詞家の阿木燿子(64)とともに、百恵さんらと会食したことを興奮気味に告白した。
百恵さんが80年11月に俳優の三浦友和(57)と結婚した直後に自宅に招待されて以来、久々の再会。「最初は恥ずかしくて直視できなかった。妻(阿木)は泣いて抱き合っていた」と感激ぶりを明かした。
宇崎夫妻は76年6月の「横須賀ストーリー」以降、「プレイバックPart2」「美・サイレント」や引退直前の「さよならの向う側」など数々の百恵さんの大ヒット曲を世に送り出した。「当時は1年中、山口百恵で頭がイッパイだった」という宇崎だけに、時代を駆け抜けた元祖歌姫との再会は、ことさらうれしかったようだ。
現役当時の思い出話にも花を咲かせた。百恵さんが宇崎の楽曲を聴いて作曲を依頼したと言われているが、「『本当はどうなの?』と聞いたら『そうです』と。当時のいろんな謎が解けました」と懐かしそうに笑った。
母親としての素顔も垣間見た。百恵さんは「親バカで申し訳ないですが…」と言いながら宇崎にCDを手渡した。「息子がバンドを作っておりまして…」。長男の三浦祐太朗(25)が所属するロックバンド、Peaky SALTのものだった。
さらに次男の俳優、三浦貴大(たかひろ、24)についても、「ライフセーバーをしていたのですが、このたび俳優になりました」と報告されたという。それでも「『息子2人には芸能界の誰かを紹介するようなことはしていない』と言ってました」と宇崎。引退後は芸能界とキッパリ縁を切った潔さに感心しきり。
「完全に『三浦百恵さん』でした。友和さんの奥さんで、息子2人の母親だな、と。ここ(家庭)を目指して引退して、幸せを獲得したんだなと思いました」。“さよならの向う側”にある幸せに触れた宇崎は感慨深げだった。
