たばこ業界危機感 「議論乱暴」増税牽制 | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

求人募集 福岡 博多 営業 テレアポ コールスタッフ
ハローワーク 就職 転職 求人 募集 アルバイト バイト
花粉症 除菌 除去 空気サプリ 営業代行 営業支援

政府が平成22年度税制改正でたばこ税率を1本当たり2~4円程度引き上げる方向で調整していることについて、たばこ業界は危機感を強めている。国内たばこ市場は少子化や健康意識の高まりで平成20年度までに10年連続で前年実績を割り込んでいる。需要の激減につながる増税は、業績を直撃しかねない状況だ。

 国内たばこ首位の日本たばこ産業(JT)の木村宏社長は4日、「いかなる増税についても反対だ。政府内では健康を旗印に乱暴な議論が行われている」と、増税方針を牽制(けんせい)した。

 たばこ税は10年以降に3回の増税が行われたが、いずれも上げ幅は1本1円で1箱20円程度の値上げだった。今回の政府方針は過去に比べて上げ幅が大きく、木村社長は「かつて経験したことのない上げ幅だ。需要の縮小が一段と加速する」と不安をつのらせる。

 国内3位のブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)ジャパンのナレッシュ・セティ社長も同日、産経新聞の取材に対し、「当社が2年前に『ケント』のキングサイズの販売価格を1箱290円から10円値上げしたところ、大きく販売を落とした経験がある。消費者は価格に敏感だ」と懸念を示した。

 日本たばこ協会によれば、20年度の国内たばこ販売数量は前年比4・9%減の2458億本と、ピークから1千億本以上も減少した。2~4円の増税が行われれば「国内需要は前年比15%程度減る可能性がある」とBATジャパンのセティ社長はみる。

 海外から割安な密輸品など違法たばこが流入する可能性も高まる。実際、8~12年に大幅な増税を行った英国では、違法たばこの販売比率が増税後、11%から37%に急増した結果、約5千億円の税収減につながった。日本の21年度のたばこ税の税収見通しは2兆795億円だが、「増税で逆に税収が減る恐れもある」と木村社長は指摘した。


ペタしてね