大相撲秋場所千秋楽(29日、福岡国際センター)白鵬は朝青龍に上手投げで勝ち12度目の優勝を全勝で飾り、年間勝利数を86とした。魁皇は琴光喜を小手投げで下して幕内勝利数を806とし、千代の富士の持つ歴代1位の記録まであと「1」とした。
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横綱同士の一番は両者右四つに組むとがっぷりに。しばらく膠着したが白鵬が前に出て胸が合うと朝青龍を土俵際まで追いつめ、最後は左からの上手投げで勝負を決めた。
魁皇は立合いで琴光喜の右腕をかかえると、土俵に叩きつけるように小手投げを決めた。魁皇は6場所連続の8勝7敗。
日馬富士は立合いにのど輪で琴欧洲の出足を止めると、鋭い引き落としで琴欧洲を下した。
把瑠都は双差しで寄って来る豊ノ島に土俵際まで追いつめられるが、肩越しに取った右上手一本で吊り上げて土俵外に出した。鶴竜は稀勢の里をはたき込んだ。
豪栄道は立合いで頭からぶつかると、時天空がたまらず引いたところを前のめりになりながらも押し出した。琴奨菊は二本差すと得意のがぶり寄りで旭天鵬を寄り切り10勝目。来場所の三役復帰が濃厚となった。
平幕ながら最後まで優勝争いに踏みとどまった栃ノ心は北勝力と対戦。栃ノ心は北勝力の押しに上体を起こされると、前に出ようとしたところを引かれて土俵に落ちた。
勝てば敢闘賞が決まる雅山は立合いで頭でぶつかると、休むまもなく攻めて豊響を押し出して12勝目を挙げた。前半戦に7連勝し場所を盛り上げた嘉風は回転良く張っていったものの、土佐豊にはたき込まれて10勝に終わった。
三賞は敢闘賞は栃ノ心が初、雅山が5度目の受賞。豊ノ嶋は2度目の技能賞。殊勲賞は該当者がなかった。十両では北大樹が徳瀬川、光龍との巴戦を制し優勝した。
