政府税制調査会(税調)は27日、たばこ税について集中審議を行い、税率引き上げでほぼ一致した。来週中に藤井裕久会長(財務相)ら幹部による企画委員会を開催し、方向性を確定したい考えだ。2006年7月以来の増税となる公算が強まった。
ただ、引き上げ時期について、峰崎直樹財務副大臣は「来年の参院選で国民の信を問うべきだ」と主張しており、10年度実施は不透明な情勢。上げ幅についても「1本1円程度」(山田正彦農林水産副大臣)、「一定の(大きな)幅でも理解は得られる」(増子輝彦経済産業副大臣)と意見が分かれた。税調は今後、葉タバコ農家への支援策なども含めて議論を深める方針だ。
この日の会合では、鳩山由紀夫首相の諮問を受け、「健康目的課税」のあり方も討議。産業育成と財源確保をうたったたばこ事業法との整合性に関し、古本伸一郎財務政務官は「事業法には(健康に対する)注意表示や広告規制の規定もある」と指摘し、健康目的と矛盾しないとの認識を示した。
