ソフトバンクは19日、韓国・ハンファからフリーエージェント(FA)宣言した李机浩(イ・ボムホ)内野手(27)の獲得を電撃発表した。2年総額3億円で、3年目の契約は球団が延長するオプション(選択権)を持つ。今年のWBCでは韓国代表として打率4割、3本塁打、7打点でベストナインに選ばれ、準優勝に貢献。今季は25本塁打、通算160発の右の大砲は20日に来日し、秋季キャンプ地の宮崎で会見する。
狙った獲物は逃さなかった。来季7年ぶりの日本一を目指すソフトバンクが、大型補強を成功させた。韓国通算160本塁打のクリーンアップ候補・李机浩の電撃入団だ。「WBCからずっと見ていた。この1週間で決まった」。角田雅司球団代表(57)が、誇らしげに獲得の経緯を明かした。今季中にリストアップし、水面下で交渉時期を模索。李がFA宣言した今月に入ると同時に、担当者が渡韓した。2年契約で総額3億円の好条件を用意し、獲得にこぎつけた。
今年3月のWBCでは、侍ジャパンの前に立ちはだかった。日本との決勝では「6番・三塁」で出場。9回にダルビッシュ(日本ハム)から貴重な同点適時打を放った。第2ラウンドでも、7回に田中(楽天)から特大の同点アーチ。記憶に残る働きでベストナインにも選出された。
ソフトバンクは田中に通算17試合で1勝8敗。ダルビッシュにも通算20試合で4勝12敗とカモにされてきた。“天敵”退治としても期待できるだけに角田球団代表は「日本の野球を知っている。一塁、三塁を守れ勝負強さもある」と褒めあげた。
主将の小久保は38歳。12月で36歳を迎える松中も、今オフに右ひざと左ひじを手術した。主軸の高齢化が進むなか、27歳の李加入は心強い限り。ハンファで615試合連続試合出場の記録を持っているのも魅力だ。秋山監督も「守れる大砲ということだし。体も強いし楽しみだね」と主軸として期待した。
登録名が「Lee」に決まった大砲は、「ホークスでプレーできることを光栄に思う。監督の期待に沿えるよう、精一杯頑張りたい」と球団を通してコメント。城島争奪戦で阪神に敗れたソフトバンクが、願ってもない戦力を手に入れた。
◆李 机浩(イ・ボムホ)1981年11月25日、韓国・大邱(テグ)広域市生まれ。27歳。大邱高から00年にハンファ入団。今季まで通算1120試合に出場し、打率2割6分5厘、160本塁打、526打点。WBCには06年、09年の2大会連続で出場。183センチ、93キロ。右投右打。
