来季の去就が注目されているヤンキースの松井秀喜外野手(35)は13日、ニューヨーク市内の大使公邸で、今年功績があった在留邦人に贈られる在外公館長表彰のパーティーに出席した。紺のスーツで現れた松井は、「来年はどこ(のチーム)にいるか分かりませんが…」とあいさつ。出席者を驚かせた。
表彰式では、渦中の自分を忘れたかのような笑顔を見せた松井だったが、報道陣に囲まれ、去就について質問されると、表情がこわばった。
「基本的にはまだ何も決まっていない。代理人(アーン・テレム氏)とも会っていない。メールだけ。(決着するまで)長くかかりそうな気がする。FAの申請も長引きそうだったので、早い時点で、と代理人との意見が一致したから」と、ヤンキースとの交渉の現状を明らかにした。
“ヤンキース愛”一筋の松井だが、厳しい現実に心が落ち着かないのは確か。
「DH? それはヤンキースが考えること。僕は必要とされるチームでやるということ。残留できないとは想像していないけど…。ロッカーの整理は、可能性として戻ってこないこともあるわけだから…。戻ってきたらまた物を置けばいいわけだし」
交渉の行方によっては、愛するニューヨークから離れる覚悟さえしているかのような弱気な口ぶりだった。
ヤンキースが松井と優先的に交渉できる期間は19日まで。それ以降は全球団と可能になる。
表彰式が終わった後、松井は恒例となっている前ヤンキース監督で現ドジャースのトーリ監督主催のパーティーに出席した。
