米西部コロラド州で気球が空中に舞い上がり、男児が乗り込んでいるとの情報から大救出作戦が演じられた騒ぎで、狂言を演出したとされる両親が有罪を認めることで検察当局と合意に達したことが12日、わかった。両親の弁護士が明らかにしたもので、これにより、日本出身の母親、マユミ・ヒーニー被告(45)が国外追放を免れることができるという。
地元検察当局は同日、父親のリチャード・ヒーニー被告(48)と、マユミ被告を虚偽報告などの罪で起訴した。地元メディアによると、2人は13日にも裁判所に出廷する予定。
弁護士の説明によると、リチャード被告は最大90日、マユミ被告は最大60日にわたって収監される可能性があるが、無罪を主張した上で有罪を言い渡された場合よりは、はるかに軽い量刑となる。また、交渉の中で日本国籍のマユミ被告の国外追放の可能性が言及されたことも、有罪を認める理由の一つになったという。
ただし、米連邦航空局(FAA)による捜査はまだ続いており、今後新たに罪に問われる可能性も残っている。
2人は、素人がテレビに出演して私生活を暴露する「リアリティー番組」に自らを売り込もうと、話題づくりのために気球騒ぎをでっち上げたとされる。
気球は先月、約2時間にわたってコロラド州上空を漂い、州軍のヘリ2機が出動するなど一時騒然となった。またテレビを通じて全世界に中継され、大きな関心を集めた。
