月々のクルマの支払いが大幅に安くなる「残価設定ローン」は得か損か | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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「TOYOTA 3年ぶんください」。話題の“こども店長”が登場する、残価設定ローンの広告のコピーだ。トヨタ系列の販売店では、「ここ数年で利用者が増え、新車購入者の10%程度が使っている」(トヨタファイナンス)という。最近では、ガリバーなど中古車店も同様のプランを扱い始めた。

【詳細画像または表】

 残価設定ローンは、車両価格の一部をあらかじめ「残価(3~5年後の下取り価格)」として据え置き、残りの金額を分割払いする仕組み。3~5年後には、残価分を支払ってクルマを買い取る(一括か分割)、販売店にクルマを返却するといった選択ができる。

 利用者にとっては、月々の支払額が抑えられるのが最大のメリットだ。下の表の条件でプリウスを購入すると、通常のローンに比べて、月々約2万8000円も支払額が少なくなる。

 ただ、デメリットもある。据え置いた残価にも金利はかかるため、毎月確実に元金が減っていく通常のローンに比べて支払総額が増えてしまうケースが多いのだ。下の表の例では、残価設定ローンのほうが実質金利が優遇されているにもかかわらず、支払総額は約1万1500円高い。実際に都内のメーカー系販売店を複数訪れて見積もりを取ったところ、残価設定ローンの支払総額は割高なことが多かった。

 ちなみに、下の表のプリウスのケースでは、残価分を除いた3年間の分割払いで車両価格の約65%、同5年間では約91%を支払う計算になる。プリウスのオーナーになるには、さらに残価分(3年の場合105万6000円)の精算が必要。使い勝手が良いぶん、相応の負担があることは頭に入れておきたい。

 しかし、月々の支払額を減らしたい人や、同じ支払額でもワンランク上のクルマに乗りたい人にとっては、残価設定ローンが有力な選択肢であることも事実。では、どう使いこなすか。

 まずは、残価率の高いクルマを選ぶこと。今ならプリウス、インサイトといったハイブリッド車や、「セレナ」(日産自動車)などのミニバンは、3年後の残価率が50%に迫る高水準。中古車市場で希少価値が高く、ブランド力のあるNISSAN GT-RやフェアレディZも、「現在、3年後の残価率が50%を超えている」(日産)。こうしたクルマも狙い目だろう。ただし、日産以外は販売会社によって残価率が違う場合があるので、比較検討が必要だ。

 また、あまり知られていないが、残価設定ローンには残価を保証するタイプと保証が付かないものの2種類がある。多くの販売店は前者だが、例えばホンダ系列の一部販売店が扱う「ホンダ据置クレジット」は後者のタイプだ。この場合、当初設定された残価より返却時の査定額が低くなると、追加費用が必要になる。残価保証タイプでも、ローン期間中に事故を起こしてクルマが大きく損傷したり、走行距離制限(多くは3年間で3万6000km以内)を超えたり、といった条件で追加費用が発生する。だが、これは保証なしの残価設定ローンも同じなので、保証付きタイプを選ぶほうが無難だ。

【技】3年後はクルマを買った販売店以外に売る

 残価設定ローンを使うなら、残価率が高い人気車を選ぶのが原則。トヨタ自動車とホンダは、販売会社によって残価率が異なる場合があるので、注意したい。また、3~5年後に乗り換える場合、クルマは購入した販売店に返却するのが一般的だが、これは必ずしも得策ではない。3~5年後に、当初設定された残価より市場価格が上がっていた場合は、買い取り専門店に持ち込むほうがいい。販売店に残価分を支払う必要はあるが、得だ。一方、市場価格が下がるケースでも、保証付きの残価設定ローンならリスクは回避できる。

月々の支払いなし? 「残額据置き払い」の実力

 トヨタ系列の販売店で導入され始めた新しい支払い方式「残額据置き払い」。頭金(車両価格から残額を差し引いた車両代と手数料)を最初に支払えば、月々の支払いをせずに3年間クルマに乗れる仕組みだ。3年後はクルマを返却、または買い取る(一括か分割)こともできる。多額の頭金は必要だが、残価設定ローンより元金が少ないぶん、支払総額は低くなるもようだ。現金一括払いよりハードルは低いが、相応の手数料がかかる場合もある。


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