死体遺棄容疑で指名手配されていた市橋達也容疑者(30)が大阪市内で逮捕された10日夜、同容疑者の両親が岐阜県羽島市で記者会見し、「逮捕は償いの一歩かもしれない。これからは本人が事件の真実を話して自分の罪を償うことだ」と話した。
両親は大雨の中、詰め掛けた報道陣に対し、約30分間にわたり、淡々とした表情で語った。
父正嘉さんは「これ以上逃げても悲しみが増えるばかり。逮捕を望んでいた」とした上で「自身で警察に出頭する道を取ってほしかった」と悔しそうな表情も見せた。
母伸子さんは「捕まったことはありがたい」などと話した。
遺体で見つかった英国人女性リンゼイ・アン・ホーカーさん=当時(22)=の両親への思いについて聞かれると、正嘉さんは「親として、本当に申し訳なかったというだけだ」と話した。