「溶けにくいソフトクリーム」「痴漢撃退シール」…地方発“ヒットの芽”はこれだ! | フィトンチッド 花粉症 SEO アクセスアップ C.Iサポートセンター

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発売中の日経トレンディ12月号(11月4日発売)では、2010年にかけてヒットしそうな製品・サービスなどを総ざらいする恒例企画「2010年ヒット予測ランキング」を掲載。そのなかで「発掘!47都道府県別『ヒットの芽』」と題し、全国各地に散らばるヒット候補を紹介している。

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 地方発、全国区へ――。47都道府県をくまなく探せば、今後大きな注目を集めそうな「ヒットの芽」は多数存在する。

 例えば、静岡から全国に広がりそうなのが、「コルネット」。これは揚げパンの上にソフトクリームを乗せた、新感覚のスイーツだ。

 実際に食べてみると、温かい揚げパンと冷たいソフトクリームの相性は意外と抜群。パンの表面はサクサクで、内側はもっちりしている。ソフトクリームのコーンをパンにしただけともいえるが、あのコーンが苦手な人も多い。コルネットの場合、パンだけでもおいしいため、相乗効果でソフトクリームのおいしさもアップしている印象だ。

 もともとは浜松市で主婦をしていた女性が考案し、4年前にコルネットを創業した。「当初は『何コレ?』という反応だったが、徐々にクチコミで人気が広まった」(コルネット)。そして、今年7月にテレビ番組で取り上げられたことをきっかけにブレイク。1日の売り上げはそれまでの2倍に膨れ上がり、「材料が足りなくなるほど」(同社)だという。

 現在、静岡県内に5店舗、関東地方に3店舗を展開する。FC加盟店募集を本格化しており、今後は全国に店舗が広がりそうな勢いだ。

 石川県からも不思議なスイーツが登場。金沢市内の「Healthy Lab」で販売するのは、一見するとただのソフトクリーム。実はこれ、「溶けにくい」ことを売りにする驚きのソフトクリームなのだ。

 実際に購入して、数十分間放置してみる。確かに溶けにくいうえに、食べてみると食感がプリンやババロアのように変化している。つくりたてのときは通常のソフトクリームと大差ないが、時間が経ったあとはまさに新感覚といえる。

 秘密は実は、おから。このソフトクリームは、おからペーストの研究の過程で偶然できた産物だ。「溶けないものを作ろうとしたのではなく、おからを使ったソフトクリームを作った際、出来上がったものがたまたま溶けにくかっただけ」(開発した日本海藻食品研究所)。現在は研究所併設のHealthy Labで販売している程度だが、9月に静岡県浜松市で開催した「浜松モザイカルチャー世界博2009」の会場で販売するなどの試みもしており、全国への広がりも期待できる。

 地方発ヒットの芽は、グルメだけではない。岐阜県で人気を集めているのは、廃線のレールの上を自転車で駆け抜けるというユニークなアトラクション「レール・マウンテンバイク」だ。

 2006年11月に廃止された神岡鉄道の線路を利用。奥飛騨温泉口駅跡を出発し、2.9km離れた神岡鉱山前駅跡まで走行。5分の休憩を挟んで戻ってくる。所要時間は往復で約45分だ。レールの上を走るために、横に2台連結した特殊なマウンテンバイクを使う。トロッコや電動アシスト自転車を選ぶこともできるため、体力に自信がない人でも平気だ。

 これが、実に爽快だ。神岡市街地を見下ろしながら走るが、高原川が作り出す渓谷が美しい。また途中で真っ暗なトンネルの中を通過するが、「あえてライトを点けずにアドベンチャー気分を楽しむ客も多い」(飛騨観光協会)。レールの継ぎ目やポイント地点で独特の振動が伝わってくるのも、ほかでは味わえない感覚だ。

 同企画は07年5月にスタートし、今年で3年目。今では予約がないとなかなか乗れない人気だという。悩みは一日の利用枠が160人と少ないこと。神岡鉄道の下流にはもっと景観の良い場所もあり、将来的にはそちらも通れるようにしたいと検討中だが、さまざまなハードルがあってまだ難しいという。

廃線になった神岡鉄道のレール上を走る。今年は5月の連休から11/1までの土日祝日に実施し、2010年は桜の時期(4月中旬)からの実施を予定。自転車または電動アシスト自転車、2台の自転車の間に設置する観覧シート(子供や体の不自由な人用)、6人乗りのトロッコのどれかを選べる

 イベントにも注目のものが多い。なかでも、愛知県奥三河地方に700年以上前から伝わる伝統神事「花祭」は、今後大きく知名度が高まりそうだ。

 これは鬼の面などをかぶった踊り手らが、夜を徹してさまざまな舞いを披露したり、水をかけ合ったりする祭り。観客もずぶ濡れになるなど、迫力たっぷりの“奇祭”として知られる。現在、15地区で伝承されていて、11月から3月上旬にかけて、各地区で順次開催される。

 従来は夜中だけに行われていたものを朝から行うように変更するなど、各地域が観光客の増加に取り組んでおり、徐々に知名度は上昇中。ユネスコの世界文化遺産への登録が有力視されており、実現すれば一気に注目を集めそうだ。

 地方発ヒットの芽といっても「ご当地もの」だけではない。例えば神奈川発の注目商品が「痴漢撃退シール」。これは、県内のシール業者の組合が開発したアイデア商品だ。

 携帯電話などにあらかじめ貼り付けておき、痴漢に遭ったらそれを犯人の手に押し付けると、そこには少しぬぐったくらいでは取れない特殊インクで「×」の印が残る。「この商品を普及させることで、痴漢防止の抑止力になればいいと期待している」(神奈川県シール印刷協同組合)。11月には発売する予定だという。

 発売中の日経トレンディ12月号では、ここで挙げた以外にも、47都道府県全てから「ヒットの芽」を発掘して紹介している。次の全国区ヒットは、どの県から生まれるだろうか。


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