恒例となったドラマ記者座談会を今回もお送りする。警察や病院ものといった定番に加え、新たな可能性を予感させてくれそうな作品も目立ったが、さて担当記者の評価は?
■座談会出席者■
I(学芸部編集委員、40代男)
K(学芸部記者、40代男)
T(同、30代女)
W(テレビウオッチャー、30代男)
S(学芸部スタッフ、20代女)
司会は学芸部デスク(40代男、表はY)
--銃でドンパチという刑事ドラマは久々かも。「東京DOGS」は?
W 水嶋ヒロ、吉高とキャストは合格。思ったより軽いノリだったのはちょっと意外。
S サスペンスとコメディーのバランスがしっくりこなかった。
I オトして、ハズす笑いのとり方が絶妙。田中好子のノー天気な母親ぶりも最高。
--では地味な主人公がファッションリーダーになるという「リアル・クローズ」は。
T 香里奈が無理してダサい役を演じているように見える。
K 女性狙いの内容だが、おじさんでも楽しめそう。
S 展開が読めてしまう。
I 香里奈3姉妹出演に服のネット通販。内容より、話題づくりと商売優先って感じ。
--では2時間ドラマの定番「浅見光彦」の連ドラ化はどう見る。
K 沢村が某公共放送で演じていた超コミカル部長を思い出して、ドラマに入り込めません。
W 2時間はともかく、連ドラはどうか。ただ、沢村はいい味出している。
I 最終章ってウケ狙いですよね? これで終わりにしないでくださーい。
--産科医の危機的状況を、リアルに描いた「ギネ」は。
S シリアス紀香がよかった。期待以上。
T 紀香の“嫌な医師”役は案外はまり役。
W 芝居がやや過剰。テーマがいいだけにもったいない。
--半年放送で山崎豊子原作、唐沢主演となると「白い巨塔」を思い出す。「不毛地帯」は。
T 難しいテーマに挑戦する意気込みはすごい。視聴者がどれだけついてくるか。
S シベリアの描写はドラマ以上の見ごたえ。しかし、初回2時間ですでに満腹。
I 女性や若者の食いつきが悪いことを覚悟の上で、硬派な秀作を放送するフジの懐の深さよ。
--テレ朝系では今回、非シリーズもの唯一のドラマ「アンタッチャブル」は。
K シリアスコミカル。仲間の本領発揮。
S 安直な設定で、「世の中には知らない方がいいこともある」とか言われてもねえ。
I ギャグをつなげただけではコメディードラマは成立しない、ということを思った。
--10歳年下の草食系男子とのラブコメディー。観月にぴったりの「おひとりさま」は。
W 観月は完全にこうした役をモノにした感じ。予想をいい意味で裏切られた。
T ギネの紀香が嫌な女を演じるのとは正反対。観月の明るいキャラには見飽きた。
--小学校の図書室に昔あった本をドラマ化した「小公女セイラ」。今の世に受け入れられるのか不安もあるが。
T 荒唐無稽(こうとうむけい)なようで荒唐無稽じゃない。樋口の迫力にびっくりした。
W 志田の“不幸オーラ”がマッチしているがそれだけ。小中学生にはいいのだろうけど。
I 樋口が、こ、こ、怖い!
--草食系高校生が侍に変身し、活躍する「サムライ・ハイスクール」は?
T 「何でサムライやねん」と突っ込みつつも、そのばかばかしさが楽しめた。
S ナイ、ナイ!と連呼しつつ、楽しんでいる自分がいました。
--脳外科医が幕末にタイムスリップする「JIN-仁-」は。
K 久しぶりに「翌週が待ち遠しい」と思ったドラマ。
T 時代劇はほとんど見ないが、SFという味付けでドラマにはまれた。
I 大沢&綾瀬といえば映画「ICHI」を思い出す。この2人、癒やし系の名コンビになりそうな気が。