2016年夏季五輪の開催地を決める国際オリンピック委員会(IOC)総会が開催される2日、現地コペンハーゲンでは、候補4都市(東京、シカゴ、リオデジャネイロ、マドリード)による招致活動が最終局面を迎えている。
シカゴ招致活動の切り札となるオバマ米大統領は、大統領専用機「エアフォースワン」で現地入りし、0645GMT(日本時間午後3時45分)からスピーチを行う予定。IOC総会で演説する初めての現職の米大統領となる。
世界のブックメーカー(賭け屋)などは、「オバマ効果」でシカゴが有利とみている。
各都市はそれぞれ、45分間のプレゼンテーションと15分間の質疑応答を予定しており、順番はシカゴ、東京、リオデジャネイロ、マドリードとなっている。
その後の投票は無記名の電子投票により行われるが、当選には全体の過半数の得票が必要。
過半数の票を獲得する都市がない場合は、最下位の候補を振り落とした後に再度投票を実施する。今回は接戦が予想されていることから、1回目の投票で決着する可能性は極めて低いとみられる。
投票は1510GMT(日本時間3日午前零時10分)から開始され、開催地は1630GMT(日本時間3日午前1時30分)からのセレモニーで、ロゲ会長が発表する。