民主党の鳩山代表は3日夜、党本部で小沢代表代行と会い、幹事長就任を要請し、小沢氏は受諾した。
岡田幹事長は重要閣僚として起用する。
16日にも発足する鳩山政権は、小沢氏が選挙対策などの党務を担い、岡田氏と菅代表代行が内閣で首相を支える体制となる見通しだ。
小沢氏は鳩山氏との会談後、記者団に「党人なので代表の要請を受けると返事した」と語った。
鳩山氏は会談後、記者団に「参院選を控え、勝利を収めなくてはならない。いずれかの時点で小沢氏に幹事長を引き受けてほしいと言うつもりだった」と述べた。小沢氏は幹事長就任要請に対し、「全力で支える」と応じたという。
選挙担当の代表代行として衆院選を圧勝に導き、党内での影響力を強めた小沢氏の処遇を巡っては、政府に入らずに党に残った場合に、「権力の二重構造になる」との懸念が党内外から示されている。
この点、鳩山氏は「小沢氏は『政策はすべて政府の中で決定することになるから、私はそこにかかわらない』と語った。政府は私がトップだ。二重構造にはならない」と強調した。
一方、岡田氏に関しては「枢要な内閣のポストに就いてほしい」と明言した。
新内閣の顔ぶれについては、「準備期間も必要なのかと思う」と述べ、首相指名選挙前にも骨格を固める可能性を示唆した。
鳩山氏は8月31日の記者会見で、「(人事は)首相指名選挙後に一気にやりたい。それまで外に漏れない形で行いたい」と述べていたが、政権移行を円滑に進める上で早期に陣容を固めた方が望ましいと判断したようだ。
岡田、菅両氏は、官房長官、財務相、外相、新設する国家戦略局の担当相のいずれかに就くとの見方が出ている。
小沢氏が党運営全般を仕切る幹事長となることに、小沢氏と距離を置く中堅・若手議員が警戒感を強める可能性もある。幹事長は他党との調整や記者会見を行う「表」の仕事が多く、「小沢氏の動きの透明性が高まる」との受け止めの一方、代表辞任の引き金となった西松建設の違法献金事件などに絡み、「党のイメージが悪くなる」と懸念する声もある。
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