群馬4区で、自民党の福田康夫前首相(73)が7選を決めた。
民主党新人で元フジテレビ記者の三宅雪子氏(44)との対決で注目が集まったが、知名度に勝る福田氏が保守票を手堅くまとめた。三宅氏は比例選での復活当選を目指す。
昨年9月に突然、首相を退任した福田氏は、「政権を投げ出した」と有権者からも批判を浴び、陣営の危機感は強かった。しかし、「群馬のことを全く知らない人に将来を任せられない」と、父・赳夫元首相以来の「福田ブランド」をアピール。何度も中曽根外相の応援を受けるなど、中選挙区制時代の「福中戦争」を乗り越えて自民党が一丸となり、民主党への追い風をはねのけた。
7月下旬に立候補を表明した三宅氏は、連合など労働組合の支援を得て、「真夏の雪子が政治を変える」をキャッチフレーズに選挙戦を展開したが、圧倒的な知名度の差は縮められなかった。
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