米大リーグ、マリナーズのイチローは30日(日本時間)、本拠地でのブルージェイズ戦に「1番・ライト」で先発出場し、5試合連続となるマルチ安打を放った。「6番・キャッチャー」でスタメンマスクの城島健司は無安打に終わった。マリナーズが3-2で接戦を制し、2連勝。
ここまで11勝(3敗)を挙げているハラデーとの対決となったイチローは第1打席ショートゴロに倒れたが、第2打席でバントヒットを決めた。第3打席はライトライナー。第4打席はライト前ヒットを放ち、5試合連続となるマルチ安打を記録。この日は4打数2安打で打率を3割6分8厘に上げた。今季の安打数を「150」として、9年連続200安打まではあと「50」となった。
城島の第1打席は死球。その後はショートゴロ、ショートライナー、レフトフライに打ち取られ、3打数無安打。打率は2割6分5厘。
試合はマリナーズが5回、ロペスのソロ本塁打で1点を先制する。先発のローランド-スミスは6回までノーヒットピッチングを続けたが、7回の先頭打者に初安打を打たれると、続くリンドには2ランを浴びて逆転を許す展開。しかし打線はその裏、イチローらの安打で満塁のチャンスをつくると、グリフィーがライトへ2点タイムリー二塁打を放ち、逆転に成功した。マリナーズは1点のリードをロー、アーズマと継投して守り切り、2連勝を飾った。